Jul 27 2008

イタリア人の週末の過ごし方

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
今日はイタリア人の週末の過ごし方についてお伝えしたいと思います。
イタリアはまずサービス業(観光やホテル)に従事している人が
日本より圧倒的に多いため、週末という過ごし方の概念がないという
人も多いかもしれませんが、あくまで身近な話をしたいと思います。
まず夏の今くらいの時期は圧倒的に海に行くのが相場でしょう。
海で日焼けをし、日帰りもしくは1泊して帰ってくる人も多いです。
そのため、いつも日曜日の午後は道路の込み具合をTVで放映しているほど。
この辺りは日本と似ていますよね。
週末ごとに海へ出かけ、1泊してくる人もいるくらいです。
毎週末、お金ってどうするの?確かに、ガス代などは日本より高いくらいですが、
別荘を持っている人が多いのです。もしくは夏だけ別荘を借りる人も多い。
友人と4人で7月いっぱい、8月いっぱい別荘を借りて、好きなときに行く。
そんな人も結構います。また親、親戚が別荘を持っているラッキー者も。
地震がほとんどない国ですから、おじいちゃん時代から同じ別荘を持つ人など多様です。
山派も少数ではありますが、もちろんいます。
暑さをしのぐために、郊外の小さな山の上で1泊なんて人も。
ただし、山の上のホテルで会った人たちは、むしろサイクリングや
ハイキングなど、ちゃんとした目的を持った人が多かったです。
ではシティ派はどうでしょう?お店が開いている土曜日は
買い物族はたくさんいます。日本では女性に連れられている男性が多いですが、
男性が男性同士集まって買い物する光景もよく見ますし、
男性が中心のお店もたくさん。もちろん家族連れ、カップル、女の子同士も。
日本のように何もかも集まったデパートが少ないため、
一つ一つのお店を見て回るので、1日なんてあっという間。
8時近くになったら、アペリティーボで軽く乾杯し、
土曜日は積極的にレストランでの食事やホームパーティをする人が多く、
テンションも極めて高めと言っていいでしょうね。
その点、日曜日はお店がほとんど閉まるので、家にいる人も多いです。
私がいつもするパターンは、朝8時半とか比較的休日の割りには早めにおき、
午前中、近くのキャンティやフィエゾレなどに出かけます。
そしてよほどのことがない限り、12時ごろには帰宅し、ランチを家で食べ、そしてシエスタ。
夜が長いイタリアでは5,6時ごろ起きだして、夕方また外の空気を吸いに。
夕方軽く友達と集まり、週末海へ出かけていた人なども
この時間にはフィレンツェに帰ってきているので、
その人たちと軽いおしゃべりをした後、今度はレストランに行かず、まっすぐ家に帰ってきます。
そして家では軽いお食事。サラダだけやお食事をスキップすることも。
お昼に重くしっかりと食べていたこともあり、また明日から仕事だぁと思うと、
テンションが上がらず、食欲もあまりないのです。
そして早めに就寝。お昼に寝たのに、よく眠れるわ。。。なんて感心しつつ。

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