Aug 01 2008
クロアチアという国
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
今回ご紹介するのはイタリアのお隣の国。。。クロアチアを取り上げたいと思います。
2006年のワールドカップが開催されて2年、クロアチアという国を初めて聞いたという方は
もちろん少ないかと思いますが、ただクロアチアのイメージというと最初に浮かぶのは
戦争・内戦のあった国という方少なくないと思います。
実際内戦はありましたが、ユーゴスラビアが崩壊したのはもうすでに17年前(1991年)、
完全に戦争の傷跡が払拭されたわけではないですが、クロアチアをはじめ、独立した国々は
他のEU諸国に追いつくべく相当な努力をしてきています。
その証拠にすでにスロベニアはすでにEU参加を認められ、
他の元ユーゴスラビアの国々もEUの許可を待っているという状態です。家にTVはあるのか?とか
車は走っているのかというような質問をたまに受けるのですが、
生活水準は日本と同様、物価が安いとはいえ、ヨットや別荘を持っている人も普通にいるような国です。
実際クロアチアを訪ねてみると、どこに戦争があったのかと思うほど、
平和が保たれ、穏やかな国だということがわかります。
面白いことにイタリアとアドリア海を面して隣り合わせているとは思えないほど、
人々のキャラクターもイタリアとかなり違ってきます。これは個人的な偏見ではありますが、
私から見たイタリア人はたいしたことではなくても大騒ぎする民族、一見自己主張も強いのですが、
内面は結構もろいものを持っていると思います。
その点クロアチア人は一見とてもやさしくソフトではあり、自己主張はさほど強くないのですが、
芯はしっかりと持っている人種という印象です。
自分の信念に外れると意を決して立ち上がる誇り高い民族だからこそ、
戦争が起きたのではないのかと想像したくらいです。
実際内戦のきっかけは宗教の違いや経済的な理由など色々が絡み合っているのだとは思いますが。。。
一度クロアチアを訪ねたことがある人にクロアチアのイメージを聞くと、
きっと何よりも海のきれいさ、自然の美しさを挙げるのではないでしょうか。
アドリア海の潮流はクロアチアからイタリアに向かって流れているようで、
全てのごみをクロアチアからもっていってくれるそうです。
そのため、海の透視度は個人的に判断するところギリシャ以上、
Dalmaziaの海岸線はその美しさでとても有名です。
また島も数多くあり、それぞれの島の美しさも特筆できると思います。
それ以外にもUNESCOに登録されているPlitvice(プリトヴィッチェ)や
魔女の宅急便に描かれる都市のモデルともなったDubrovnik(ドブロヴニク)など
とても美しい場所がたくさんあります。
後々、個々の都市を取り上げたいと思いますが、まずはクロアチアのエピローグまで。