Mar 05 2009

ベーシックイタリアンパスタ 最大のコツは??

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
今日はウェディングからすっかり離れて、イタリア料理についてお話したいと思います。
と言っても、別にお料理を勉強したわけでもないので、
僭越ながら、あくまで家のベーシックイタリアンパスタを作るコツというのでしょうか。
ふつーに仕事をして、毎日お料理にかけられる時間がそうそうなく、
さらに材料もキッチンの設備もいたってふつーの家庭での料理と思ってください。
ここイタリアに来て、私が身につけたコツです。
ではさっそく・・・。
1)パスタをゆでる際は塩をかなり入れる。
日本人の考える少なくとも倍は入れているのではないでしょうか?
私の手で軽く一握りの塩を入れます。+ちょっと気持ち多め、くらいで大丈夫です。
これは別に深いパスタパンを使った場合ではなく、
むしろ普通の家庭にあるお鍋でそうです。
パスタパンならもっと入れたほうがよいでしょうね。
そしてこれはちょっと日本では割高な材料になってしまいそうですが、
岩塩を使えれば使ったほうがいいです。
なんとイタリアではシチリア産の塩が箱で100円以下で買えてしまう!
これはなかなか手に入れるのが難しそうですが、もしイタリアに旅行されるなら、
重いワインよりは断然価値のあるお土産です。6ヶ月は持つし・・・(笑)
2) パン粉はキューピッド?
イタリアのパン粉はとても細かく、粉状態です。でも普通のパン粉でもいいですし、
もしくはパンを触ったりすると出る小さな粉を使うのでもよいでしょう。
わざわざイタリア産のパン粉を用意する必要は全くありません。
全てのパスタに必要ではありませんが、いわゆるオリーブオイルが主のパスタ。
例えば、ぺペロンチーノパスタやフレッシュトマトを入れたようなパスタ、
魚介を使ったパスタ、要は煮込まないパスタには入れておいて間違いがありません。
なぜかというと、パスタとオイルはなかなかなじまない。
なじまないと味がしみこまないのです。だからと言って、ゆで上がったパスタを
ずっとフライパンで炒めていてもおいしくない・・・。
そのキューピッド役を果たすのが、パン粉なのです。
でもこのパン粉を引き立たせるのが3つ目のコツです。
3) パスタのゆで汁
これはよく聞くお話だと思います。でも上記1と2がなければ引き立たない。
塩をいっぱい入れたゆで汁、しかもゆでた最後の方をお玉一杯くらい入れます。
そうするとパン粉がふやけ、塩水をいっぱい吸います。
そして、そのパン粉が油とあいまって、パスタに貼り付くのです。
オイルだけだと、パスタに絡まりにくいのですが、パン粉がその役を果たしてくれます。
これを前提に順序をおさらいすると・・・。
まずは塩をいっぱい入れたお湯にパスタを茹でます。
(茹で時間はイタリア人でもパッケージに書いてある時間を忠実に守っています)
その間にオリーブオイルとガーリック(お好みで)を炒め、油に香りがついたら、
すぐにパン粉です。焦がさないように、弱火でね。
そして、その後メインの具となる、トマトや魚介などを入れて、いためます。
茹で時間後半になったら、パスタの茹で汁をお玉一杯弱フライパンに入れます。
ワインとかそういったものは別途ご自身で調整してください(無責任でごめんなさい)。
そして、すっかりパン粉が水を吸った頃、パスタが茹で上がるので、そのまま絡めておしまい!
手の込んだプロセスでないけれど、パスタの味が一味変わるのでぜひお試しを・・・。
シチリア産の塩 購入時は必ずGrosso(右上)と書いてあることを確認
pasta
たぶん牛の方が気になる方は多いと思いますが・・・(笑)、白い塊が岩塩です。
pasta3
パン粉はこのくらいの細かさ。でも日本のパン粉でも十分役割は果たします。
pasta4
パン粉が油と合いまるとこんな感じ。水を入れると、もっとべちょべちょな感じになります。
pasta2
最後の仕上げは茹で汁です。
pasta5

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