Aug 14 2009

イタリアの夏休み Ferragosto

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
毎年8月はイタリア人がこぞってバカンスに出かける時期。
人によっては、8月いっぱいお休みなんて羨ましい方もいます。
私たちの住む界隈も、普段は全く持ってパーキングスペースがなくて困るのに、
7月上旬辺りから徐々に車がなくなり、8月15日の祝日Ferragostoにはピークに。
すっきりと街から車がなくなります。本当にわかりやすい・・・(笑)
このFerragosto、イタリア人はよく『Auguri!(おめでとう)』とお互いに言い合います。
このパーソナルな誕生日や結婚式は別として、一般的にこのAuguri!を言い合うのは、
お正月、イースター(復活祭)、クリスマスとこの8月15日。
他の3つの祝日については、なぜおめでとうなのか、大体見当がつきますが、
8月15日はカトリックではマリア被昇天祭(聖母マリアが他界した日)。
なぜそんな日に『おめでとう!』なんだろう・・・。
そこで周りのイタリア人にこの質問を投げてみると・・・意外に『わからない・・・』と。
巡り巡ってクリアになったのが、どうやら真夏の8月15日、大きな収穫(ハードな労働)が
この時期に終わるとされていたため、それを祝っていたのが始まりのようです。
そのため、お互いの労働をたたえ、良く頑張ったよね!さあ、休みを取ろうと
お互いにお祝いしたことから『Auguri!』と言う原動になったのではと推察します。
普段の路上は駐車でいっぱい(右)
ferragosto
しかし真夏のFerragostoの8月15日近辺では、がらがら。
ferragosto3
そして、建物のほぼ90%がシャッターを閉めて、バカンス中。
ferragosto2

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