Dec 31 2009

Our Wedding Version – マリッジブルー?!

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
プロのウェディングプランナー、恙無く当日を迎えたなんてことは全くありません。
連日お伝えしております、私達の結婚式の準備。何事もないように書いていますが、
実はほぼ毎日が喧嘩の連続でした。
何かと言えば、彼の『結婚してやる・・・』的な態度。
私は9月、10月は海外ウェディングのピークを迎え、ほぼ家にいない日々。
そして家に帰ってくれば、色々な人からおめでとうの言葉と同時に、
『結婚式どうするの?』の質問攻め。
イタリア、日本に拘らず、家族、友人に拘らず、とにかくどうするの??
国際結婚は色々な手続きが必要なため、即答できないのも事実。
日本のように役所に一本電話すれば、大体の情報がつかめるなんてことも
奇跡的なイタリア。
結婚の公示のために二人一緒に市庁舎へ出向かなければならない。
その公示のために必要な書類をローマに取りに行かなければならない。
いつ、誰が?そんなことできる時間すらないわけです。
やっと日本での入籍が一番簡単そうだ・・・という一筋の光が見えてきたとき・・・。
彼が地雷を踏んでしまいました。彼の必要書類、出生証明書を取りに行くようお願いしたら、
『ねぇ、出生証明書ってどこで取れるの?』
ここまでの情報を母国語でもないイタリア語を使い、毎日数時間しか開いていない
市庁舎へ電話し、そして出向き、集められるだけの情報を集めた上、
出生証明書はどこで取れるの?とは。そんなもの知るかっ!
日本人の私がイタリアの国においてイタリア人のための出生証明書をどこで取れるかを
イタリア人にいちいち指示しなければできないのかと思うと、
あまりにも他力本願的な態度に一気に爆発。
そして出生証明書が取れた直後、その沸点は最高点に達します。
ここにきて、私に切れられた彼がイタリア語のブログを探し当て、
『ねえ、俺達日本での挙式は無理だよ・・・・』と。
そう、前回も書きましたが、独身証明書(婚姻具備)を取るための手続きに日数がかかると。
しかし、どのサイトも言っていることがまちまち。
私の冷たい一言、『そのサイトの信憑性はどこまであるの?
このサイトがこう言っているからって、これは大使館や市庁舎が出している情報でないのに
鵜呑みにするわけ?私が今まで集めてきた情報よりも信憑性があるって言うわけね。』
『あ、明日ローマにある日本大使館に電話してみてよ。』
『もうしたけど、管轄外でわからないって何度説明したらわかるのよ』
そう、私がここ数週間たらいまわしにされた行為を一から繰り返そうとしていることに、
そして逐一説明してきたにも拘らず、全く身に入ってなかったことを考えるだけに
腸が煮えくり返るとはこういうことを言うんだ・・・と身体の震えが止まらなかったです。
さらに、JKでのパーティもメニューを突き詰め、値段の交渉をし、最終返事の期限が迫ったとき、
前々からパスタの1皿を提案してもらったものから替えたいと言っていた彼。
シェフをしている自分の友人に相談したいのだとか。
替えるのは全く問題ないけれど、材料が変わればコストも変わる可能性があるため、
最終の返答する際に全て交渉をしたいので、その日までに考えておいて・・・と
言っているにも拘らず、前日になっても全く話をしていない様子。
期限に間に合わないんだったら、メニューを替えるのは無理だからね・・・と念を押すと、
『何も別に1日、2日ずれて回答したからって死ぬわけじゃあるまいし・・・』
この言葉でさらに私の激高に火を注ぎました。
私にとってはJKとの付き合いは今後を左右する仕事の一部。
期限などを守るのは当然のこと。色々な我侭を通せるのも、彼らは私がウェディングプランナーで
あり、将来のお付き合いを見込んでのこと。
もちろん、JKだって、1日回答をずらしたからって何か大きな事変が起こるわけではないけれど、
やはり日本人の私としては、けじめをつけておきたかったし、
何よりもこういう仕事の仕方は全く納得がいかない。
しかも、彼の場合、往々にして全てがいい加減な男なら納得がいくけれど、
実際自分の仕事になろうものなら、期限は確実に厳守。要はウェディングなんて
お遊びに近いと思っている態度が現れているのが、最大にむかつく要因なのです。
そして彼が一言私に言い放ったのが、
『そんなにキリキリ考えるなんて、ウェディングごときで馬鹿馬鹿しい!
ただでさえ、俺は結婚することを目の前にその事実と向き合うことに精一杯なのに!!
俺がやりたいのは、自然に起こることだけで、いちいち計画することじゃないっっ』
あはは、これは名言だった。というかこの馬鹿げた発言に私の方が一気に冷めた。
『ねえ、あなたはそもそも結婚するにあたって、何をすることを望んでいるわけ?』
『俺は日本で入籍して、着物を着る結婚式をして、イタリアでパーティすることだけだよ』。
『ふーーーん。じゃあ、ずっと待っていれば、しぜーーんと書類が揃って、
入籍をするために誰かが大使館に行ってくれて、着物を予約してくれて、
神社を予約してくれて、そしてイタリアのパーティまでオーガナイズしてくれるんだ!!へぇ~~~っ。
じゃあ一緒に自然に起こることだけ待ってようよ。
きっと誰かが飛行機を予約してくれるし、ホテルも用意してくれるわよ。
私は別にこの結婚の準備がなくたって、やらなくてはいけないことは山ほどあるし、
私は一足先に日本へ帰るからね。』
と私に容赦なく突っ込まれることになります。
そう、その日から少なくとも彼は『結婚してやる・・・』という態度は取らなくなり、
少なくとも今までのコーディネーションに感謝の意が添うようになり、
結婚式の準備にも協力的になりました。
ずっと悩めるお客様の新婦に言ってきた一言。
『結婚式の準備に協力的な新郎なんていないですよ~。でも任せてくれて、
自由にさせてくれるだけいいじゃないですかぁ~~』
そう、そんな言葉を頭に叩き込んでも、それでも腹は立つものは立つものです。
年の納めがこんな喧嘩の話で締め括ることになり、なんだか申し訳ないのですが、
新年からはこの準備の後のお話をお伝えしたいと思います。
そして、たくさんのお客様に今年の2009年のle Maestroを支えて頂いたことを感謝し、
本年も本当にお世話になりました。良いお年を・・・。
いつも読んで下さってありがとうございます。
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