Jan 17 2010

雨に濡れるのは構わないけれど、寒さに弱いイタリア人

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
彼が日本に滞在したとき、日本人の雨に対する神経質さに驚いていましたが、
日本人の私たちからすると、イタリア人の寒さに対する神経質さに驚きます。
というか、雨に対する無神経質さに驚いてしまいます。
もちろん傘も使いますが、ちょっとした雨だと帽子などで済ませてしまいます。
日本人は雨に濡れると風邪を引きやすいと思うので、
雨が降りそうだと折りたたみを持っていたり、
雨がぱらつくと傘を取りに帰ったり、家に傘を置いてきた日なんて、
友人に借りたり、コンビニで買ったりするのは当然です。
しかしイタリア人はそこまで雨に対して神経質ではありません。
もちろん車社会。電車を使う日本人と雨に濡れる確率が少ないのかもしれませんが、
フィレンツェのセンターは徒歩しか基本許されていなくても、
傘をささずに、そして特に急ぐこともなく(走ることもなく)、普通に歩いています。
どこの家にも傘は一人2本くらいは持っているのが日本人。
うちなんて、日本から来た友人に貸す傘がないくらい。私の折りたたみ1本だけなのです。
それに比べて、寒さには本当に弱いイタリア人。
それは小さい頃からの習慣からなのでしょう。外に出るときは異常なほど
厚着をさせます。この間も友人と友人の子供と友人宅で食事をしていたとき、
タバコを吸おうと数名の大人が戸外に出ることになりました。
自分のパパが外に出ることを知った子供が、『僕も、僕も!!』と。
そこからが大変でした。『外は寒いから、コートを着ていきなさい!』と。
しかし子供は早く外に行きたいし、コートを着たくないので、着ようとしません。
最後は泣き出す始末。私だったら、一回外に出して、自分が寒いって気が付いたら、
それで着させればいいのに・・・ってかなり放任主義なんですが、
イタリア人は泣き叫ぼうと何をしようと、大人数人がかりでコートを着させます。
やっとコートを着させて無事に外に出たものの、パパはほぼ入れ違いに外から帰ってきてしまう。
一緒に戻ってきた子供。部屋の中は暑いので、当然コートを脱ぐことに。
そしてすぐ後、違う大人が俺もタバコ吸ってこようと部屋を出ようとしたとき、
その子供がまた外に。そして、上記のコート着させるあのやり取りが始まるわけです。
外に出てからも近くに停めた車をダンナさんに取りに行かせて、
母と子供はなるべく寒さを避けようとします。二言目には風邪を引くから。
この状況、日本だったら、雨だったらこういう状況になりそうですが・・・。
まあもちろん雨が降ったら、子供は外には出さないかとは思いますが。。。

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