Jun 28 2010

やってきました、イタリア&オーストリア国境です!

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
Forliを出て、やっと4時間強(まあランチタイムも含めるともう少し長いですが)
イタリアとオーストリアの国境境です。この地域は言語はイタリア語ではなく、
ドイツ語、イタリア語も話せるのですが、訛っていて(私に言われたくない?)
何を言っているかわかりづらいのです。
すべて道路標識もドイツ語とイタリア語併記、車のナンバーも圧倒的に
外国のものが多くなります。
そしてやってきた場所はBolzanoという都市から30km強。
山間の小さな町。でもここは冬はスキーリゾートとしてとても賑わう町です。
とても良いスパがあるとのことで、このホテルを予約したのですが、
チェックイン時に少々トラブル。
ホテル自体は木の香りが満喫できる、ナチュラル志向。
Half Boardで、スパも完備。リラクゼーションを謳っているホテルです。
お部屋を案内してくれた女性に『何か質問は?』と聴かれたので、
『インターネットはどのようにしたらつなげますか?』と質問したところ、
『インターネットはレセプション界隈と-1FしかWIFIがありません』と言うのです。
でも私が予約した部屋の詳細には・・・、
“Family Balance Suite” with south-facing terrace
Drinking fountain, safe, flat screen TV, internet access, telephone, hair dryer, bathroom with shower, bath tub and double wash basin, living area with seating corner, second bedroom, separate WC and bidet, walk-in cupboard.
と。正直、このインターネットアクセスというのに惹かれた私。
前述した通り、急遽決まったこのバケーション、正直乗り気ではなかったのです。
車で5時間もかかるところにわざわざ??という感もあったし・・・。
しかも過渡期・・・、でもインターネットがつながるなら、とOKしたようなもので。
部屋でつながらないなら、普通、インターネットアクセスって書きますか?
と私にとっては死活問題、は大げさにしても、部屋でつながるのと、
毎回PCを持ってレセプション付近に行くのでは大違い。
質問しながら、自分でも顔色が変わっていくのがよくわかりました(苦笑)
ライン(LAN)があればつながります、とのこと。
LANは貸してもらえるのですか?との質問には、コストがかかるけど・・・。
え?インターネットアクセスってわざわざ部屋の詳細のところに書いておいて、
で、LANケーブル貸しにお金を取るの??
大体今時、インターネットアクセスって書いたらWIFIだろう・・・と
突っ込みたくなった日本人の私。
いや、ケーブルは無料です。でもコネクションにお金がかかります。
え?お部屋にInclusiveじゃないの?と聞くと、なんと1H5ユーロとのこと!
これはちょっとだまされた感大有りです!!
だって、色々なホテルにそれこそ何度も泊まりましたが(安いホテルから結構高いホテルまで)、
インターネットアクセスってお部屋の詳細に書くホテルってそうそうないのですよ。
昨日泊まったホテルも何も書いていなかった・・・でも実際WIFIでつながったし、しかも無料。
大体はホテルのファシリティにインターネットアクセスとか
ビジネスセンターというのはあるのですが、そういうときは
大体お金がかかるのかなぁ~と想像できるけれど、
お部屋にあえて書くときはインターネットアクセスが無料というのを
PRしているように見えるのです。少なくとも今までのホテルはそうでした。
しかも、1日5Eならともかくも、1H5Eってあまり聞いたことない・・・。
こんな高いならせめて部屋の詳細のところにお金がかかる旨を書いておいてほしかった。
さらに、前述の会話も少し気に障った私。というのも、インターネットアクセスって書いてあるから、
当然のようにつながるだろうと思って質問をしたわけです。
通常のホテルの回答は『Laptopをお持ちですか?なければ、ビジネスセンターでつながります、
お持ちなら、お部屋ではLANケーブルでつながりますので、LANをお貸ししますね』という会話なんだけれど・・・。
結構部屋代も安くないのに、Half Board(食事込み)やインターネットが含まれているから
この値段なのね・・・、後で色々払うことを考えたら安いかなと決めた故に
なんだか納得がいかない。しかもここ4泊もするのに、ネットが使えないなんて。
で、レセプションに掛け合ってみました。ダンナはじゃあ、今日だけ泊まり、
明日は違うホテル探そう・・・ってかなり楽観的。
そんなに簡単にいくの?と思いつつ、この書き方はお部屋に入っているって
思われても仕方がないんじゃないの?しかも1H5Eはこんな僻地に
インターネットが入っているから来た者にとって、ちょっと法外だと思う・・・と。
そうしたら、インターネットアクセスはあるけれど
(インターネットにはつながるシステムはあるけど)
どこに無料って書いてありますか?と反論されました。
オーストリアっぽい気質だから、杓子定規に答えられるとカチンときますね。
こういうときはむしろイタリア人の方がなんとなく許せる気質を持っている気がしました。
それを言うなら、Living RoomやBath Roomは書いてあるけれど、
Living Roomに座ったら5E取られる可能性があるってこと?
Saftyって書いてあるけど、金庫に物を預けたらお金を取られるってこと?
ベッドに寝たらお金を取られるってこと?
水を流したらお金を取られるってこと?
そういう解釈をしろって言っていることだと思うけど・・・っと粘ってみました。
確かに電話というのが書いてあるから、じゃあ電話代は?と突っ込まれそうだな・・・って
自己突っ込みをしてしまったけれど(もちろん心の中で)、
でもネットで仕事をする人にとって、これはやられた~~と思うはず。
こんなクレームは過去になかったのかなとちょっと不思議に思いました。
結果的にはアクセスを無料にしてもらったけれど、なんとなく後味が悪い。
恐らく裏ではこんなリラクゼーションのSPAまで来て、インターネットでもめるなんて、
やっぱり日本人なんて言われていそうだけど、
でもいまやネットのおかげで、よりフレキシブルで長い旅行が楽しめるようになったのも事実。
パジャマでネットにつなげるのと、レセプション界隈に行くのとでは大違い。
あ、そうそう、レセプション界隈のWIFIにつなげたからって、
無料になるわけではなく、お金を払うのです。(同じく1H5E)
大体なんでWIFIをその界隈につなげさせるのか、よくわからない。
とにかく嘘は言っていないけど、人間の心理の裏手を取った感じで
あまり好感が持てないこのホテル。これから4日間、どう過ごすか、ちょっと不安な私です。

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