Mar 16 2013

ミラノ街角便り~ミモザの季節

こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
日本では桃の節句も終わり、今か今かと桜の開花が待たれる季節
となりましたね。
ここイタリアでは、「ひな祭り」こそありませんが、先週の金曜日3月8日は
「フェスタ・デッラ・ドンナ」(女性のお祭り)だったのです!
日本では、「ミモザの日」として紹介されることもあるようですが、ヨーロッパ
では、ちょうど花盛りのこのミモザの花を女性に贈る習慣があります。
ミラノでも、街中ではお花屋さんくらいでしか見かけることはないのですが、
ちょっと郊外に出れば、ほらこの通り満開です!
Mimosa (1)
Mimosa (2)
この日は、ちょうど主人の実家に食事をしに行く日だったので、私も思い立って
途中でお花屋さんに立ち寄り、お花が大好きな主人の母にミモザの花束を
持って行きました。
Mimosa (3)
すると、先に到着していた主人も同じことを考えていたようで、花瓶にはすでに
小さめのミモザが飾られているではありませんか!
昨年も一昨年も、ちょうどこの時期は私は日本に帰国していて知らなかったのですが、
姑から聞いた話では、主人は毎年この日に欠かさず、ミモザを母親に贈っているとか・・・
さすがイタリア人!というより、それを聞いて何だか心が温まり、嬉しくなりました。
そして、私にもちゃーんと用意していてくれましたよ。量は少しでも気持ちが大事(笑)
Mimosa (4)
ほんの少しでも、そこにお花があるだけで、癒されるし、明るい気持ちになるし、
やっぱり良いものですよね。
Mimosa (5)
さて、せっかくなので少しミモザについて紐解いてみました。
ミモザはマメ科で、『オジギソウ属』・『アカシア属』など属名が幾つかあります。
そう、“お辞儀草”といえば、あの葉っぱに触れると葉を閉じる植物です。
どおりで、ミモザの葉っぱって、おじぎ草に似ているはずですよね、納得!
そして、ミモザの名称の由来は、オジギソウ属の葉に刺激を与えると動く様が
『ミモス(mimos)』という古代ギリシャのパントマイム劇のようにみえることから、
この名称がついたと言われています。
でも、アカシア属のミモザの葉は、触れても動きません。
オジギソウ属の花は、ピンクに近い薄紫色なのですが、私たちがミモザと
総称しているフサアカシアのお花は、鮮やかな黄色で、その色が似ていることから
スパークリングワインとオレンジで作られる「ミモザカクテル」や、ふわふわした花の
イメージから「ミモザサラダ」などの名前がつけられています。
ちなみに、花言葉は『友情』、『神秘』、『豊かな感受性』です。
いかがですか、調べてみると意外と奥が深いですよね~。
余談ですが、イタリアではこの「女性のお祭り」の日に、主婦が家事から解放され、
女性同士でお祝いと称し、レストランなどで堂々と外食できる日でもあるのです(笑)
VIVA LA FESTA DELLA DONNA!!
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