May 09 2015

ウェディングドレスコンサルティング vol.4

今回は、もう少し具体的に花嫁様目線での質問もしてみたいと思います。
Q:今、ドレスを探そうと思ったら、雑誌やらウェブやらたくさんの情報が
簡単に入手できる時代ですよね。そこでプロのアドバイザーっているのでしょうか?
石井:もちろん情報は昔に比べて、かなりの量が簡単に目にすることができます。
だからこそ、むしろ情報に溺れてしまうこともあるわけです。
調べれば調べるほど、時間があればあるほど、決められなかったというケースは
ドレスに限って言えば、よく聞く話です。
Q:せっかくのドレス、新郎と一緒に決めたいという方もいらっしゃるかも?
石井:そうですよね~、ご主人とドレスを選ぶという過程を何よりも楽しみに
していらっしゃる方もいるかと思います。最初の数店舗はご一緒に回って
くれたけれど、数十軒回るうちに、二人とも疲れてしまうケースが
あるかもしれません。私たちはただ似合う、似合わないだけでなく、
手をあげたとき、しゃがんだとき、色々なシチュエーションを想定して
試着のアドバイスをさせていただいております。
欧米ではバージンロードを歩くまで新郎に花嫁衣装を見せないという
方もいらっしゃいますので、それに習って当日新郎様の驚きの顔を
見るのも良いかもしれません。もちろんご新郎同伴の試着会も大歓迎です。
Q:彼や母が一緒に試着に来てくれたのですが、みんなの意見がバラバラです・・・
石井:ありますよね。。。
お母様は、生まれてからずっと一番近くでご新婦様を見てきた方ですので、
似合うものもわかってらっしゃる。でも彼には誰よりも「きれいだ」と思ってほしい。
でもやっぱり自分が着たいものを着たい!!好みが違うと難しいですよね。。
でも最終的には、ご自身が着ていて一番ハッピーな気持ちになれるドレスを選んで下さい。
試着のときでも「コレ!」というドレスを着ているときの写真は表情が違うんですよ!
Q:憧れていたドレスがあり、着てみたらなんだかイメージが違う・・・
石井:ドレスは、やはり着てみないとわかりませんよね。
好みでないなというドレスでも、着てみたら意外としっくりきたということが
よくあります。生地の質感や白の色味によってもだいぶ印象が変わりますしね。
自分の好みにあまり固執せずに、ご家族の方やコーディネーターからの
客観的な意見も取り入れて、ぜひ色々なデザインにチャレンジしてみてください。
意外な1着との出会いがあるかもしれませんよ。
Q:ドレスだけじゃなくて小物選びも大変そう・・・・
石井:そうですね。同じドレスでも小物の合わせ方でイメージが大きく変わってく
るので、実はドレス選びと同じくらい重要です。
ポイントは、ドレス・ヘアスタイル・アクセサリー・ベール・ブーケ全てを
合わせたときにトータルで100点になるようにすること!
あれもこれもと好きなものを全てつけていくと、完成形はtoo muchになってしまいます。
どこにポイントを置くかを決めて、足し算と引き算を上手に使いながら小物を選んでみてください。
挙式はエレガントにパーティーではキュートにと、スタイルチェンジもおすすめですよ。
Q:国内でのパーティーと海外での挙式、ドレスは同じでもいいのかな?
石井:もちろんです。ただし、、、、
会場とのバランスもドレスを選ぶ上で重要なポイントです。
例えば、フランスの広大な敷地に建つ古城と小規模でモダンなレストランでは
全く雰囲気が異なりますよね。その場で映えるデザインやシルエットも変わってきます。
同じドレスをお召しになる場合は、両方の会場とのバランスに注意して選んでみて下さい。
トレーンやオーバースカートの取り外しが可能な2wayドレスを選ぶのもひとつですし、
1着のドレスでも小物使いやヘアスタイルを変えることで全く印象が変わります。
せっかくなので色々なスタイルを楽しんでください。
Q:海外挙式で気になるのは、ドレスの汚れ、、、
石井:ドレスショップにもよりますが、レンタル料金にはクリーニング代も
含まれていることがほとんどです。ショップ選びのポイントとしては、
このあたりのアフターケアについても確認は必須ですね。
汚れを気にせずに自由に動き回りたい!という方は、レンタルではなく
購入するのもいいかもしれません。
Q:ウェディングシューズってやはりハイヒールでないといけないのでしょうか?
石井:特に決まりはありませんが、ヒールの高さに関してはドレスの裾とのバランスを見ながら
決めていきます。それから花婿との身長差のバランスを調整する役割もあります。
ハイヒールに抵抗がある方は、ドレス選びの段階で担当の方に相談してみてください。
ちなみに、フルレングスのドレスだと立っている状態では足元って見えないんですが、
実は座ったときやターンしたときなど、フォトやビデオには意外としっかりと
映っているものなんですよね。
なので、最近では「見せるもの」としてドレスやアクセサリーや会場の雰囲気と合わせて、
お気に入りのブランドで購入してコーディネートされる方も多いです。
フォトツアーなどで当日たくさん歩く予定の方や、ハイヒールに慣れてない方は、
移動用に履き慣れたフラットシューズを予備として持って行くことをおすすめします。
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