Jan 03 2010
いよいよ神前式です。
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
12月9日、前日に無事に入籍を終えた私達は、翌日代々木八幡宮での神前式でした。
今思うと、それにしても連日して予定を埋めたなぁと思うほど・・・。
でもまあ、たった10日の日本滞在。追い立てられるようだったけれど、
これくらいでよかったのかもしれません。
前もって見学に行っていた私は、神主様との面談も済ませていましたし、
とても親身に相談にのって下さる様子や神社の趣のある様子から
神前式をとても楽しみにしていました。
前日東京入りしたカメラマンと衣裳の方との打ち合わせで、出発は朝7時半と決定。
何度説明しても、そんなに早い必要があるのか・・・と横でうるさいダンナに閉口しつつ、
当日を迎えました。
確かに花嫁の準備に時間がかかるので、もし一人で来られるなら、別に後から来てもらっても
良いのですが、万が一道に迷ったりされて、下手な心配をするくらいなら、
一緒に連れていった方がよっぽど楽だと、何とか15分遅れで、出発が叶いました。
カメラマンが持ってきてくれた侍の鬘などで、何とか気を引きつつ、境内を散歩してもらったり、
こちらの様変わりようをチェックしたりして、準備期間おとなしくしていた彼。
ここまで来ると、完全に子供を一人連れてきたような感覚です。
サイズがなく、四方八方を回ってやっと見つけた足袋を履く頃、
いよいよ挙式の実感をしてきたようです。
本来であれば、神様へのご報告として、誓いの言葉は神主様が代読してくれるのが
代々木八幡宮のやり方。ただもし自分達で読むようであれば、もちろん構いませんよ、と。
彼に相談したら、せっかく日本に来たのだから日本語で読むと張り切っていたので読むことに。
ところが実際読んでみると、めっちゃくちゃ。ローマ字で振り仮名を振ったけれど、
む~~~、練習しようと言っていたのに、すっかり忘れて当日を迎えてしまいました。
楽天的なイタリア人。どうにかなるよ・・・と当日はすっかり練習する気もなく、
着物を堪能しているご様子。直前に玉ぐし奉納や二礼二拍手の仕方などで精一杯だったのかも。
結局、そのまま本番を向かえることになってしまいました。
綿帽子をかぶり、少し境内で写真を撮り終えた後、今度は角隠しに直し、いよいよ挙式です。
代々木八幡宮は新郎の行列(というほどなかったですが)、新婦の行列が別々に。
新郎が先に入場するのは大丈夫かな・・・なんてこちらの不安を他所に、
本人は意外や意外、結構堂々としていました。
三々九度の杯を3ついっぺんに持ってしまったくらいが失敗と言えば失敗で、
誓詞の朗読も至って間違ったまま、押し通す強気さ。
私は何度笑いがこみ上げてきて、言葉を失ったか。
列席者には彼の声は全く聞こえず、私のところどころ笑いで詰まった声しか聞こえていなかったとか。
それでも神主様が最後とてもほめて下さったのが救いです。
代々木八幡宮での挙式は想像通り、素晴らしく、本当に同じウェディングに携わる人間として、
気持ちの良い結婚式ができました。巫女さんがいないのは珍しいのですが、
男性2人が美しいほどの足捌きで動き、見事な演出だったこと。
三々九度も省略せずに全ての杯を開けること、私達の場合は彼の両親が列席しなかったため
叶いませんでしたが、親子の契りの杯というものを設けていること、
全ての儀式に意味を持ち、そしてそれをきちんと説明してくれる姿勢がとてもよかったです。
彼も言葉こそわからなかったですが、自分達の結婚式がとてもよかったと自画自賛していました。
それにしても撮影中、とにかくしゃべり続けるイタリア人。うるさい、うるさい。
イタリア帰国後、お母さんに見せたら、『なんだか変な顔の写真が多いわねぇ、なんで?』
『だって、ずっとしゃべっていて、止まらないんだもの・・・』『・・・苦笑』
さあ写真公開です。
意気揚々と足袋をはき、準備をする様子。
侍の鬘姿を真剣にチェックしている。飽きずに待っててくれてほっとしました。
代々木八幡宮の神社の中は華美ではないけれど、凛とした空気があるのがとても好きです。
挙式中。三々九度の前。いっぺんに3つの杯を持ったときはヒヤッとしました。
代々木八幡宮の廊下。赤のカーペットがとても映えています。
この廊下を母と参進したかったので、その写真を撮ってもらいました。
綿帽子での前撮り。扇子の持ち方を色々指示されて、やっと決まったポーズ。
同じく前撮り中。なんで雨が降っていないのに、傘をさすの?ととにかくだまっていない。
お参り中。
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