Jan 13 2010

滞在型アパルトメント 日vs伊vs仏vs捷(チェコ)

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
特に全ての滞在型アパートメントを比べたわけではないので、
私が今まで泊まったことのある数少ないアパートメントの比較ですが、
とりあえず滞在型アパートメントの紹介も合わせてしていきたいと思います。
まずは日本。今回私たちが日本に戻った際、10日間のステイは滞在型アパートメントにしました。
日本は滞在型アパートメントという言い方よりはウィークリーマンションという方が、
ピンとくるかもしれませんね。
なぜWマンションに泊まったかというと、東京だけを動かなかったこと、
両親の家に泊まることも可能だったのですが、
妹の結婚式を控えた忙しい1週間だったこと、お互い気兼ねすることもあり、
さらに挙式後、簡単なホームパーティをしたかったので、
キッチン付きの広めのお部屋を借りることにしたわけです。
部屋の大きさは2LDK+バスルームです。
続いてイタリア代表。今回両親が私たちのパーティのために来伊した際、
5泊フィレンツェだったので、アパートメントを借りることにしました。
妹と親戚が泊まったので、お部屋は3部屋あるものを借りました。
3LDK+クローゼット、バスルーム3つです。
続いてフランス代表。フランスはコートダジュールとパリに泊まったことがあります。
パリはプライベートと仕事。両者4泊。
コートダジュールは3泊くらいのさほど長くないステイですが、毎回の外食も
飽きるので、できればキッチン付きが良いということで泊まりました。
パリは1DK+バスルーム。
コートダジュールはStudio+バスルーム
実はプラハにも泊まったこともあるのですが、あまりそういう目で見ていなかったので、
今回は参考程度に・・・。こちらも仕事目的です。
プラハは1DK+バスルーム。
さて、まず気になる値段。
滞在型Aの特徴は、短い期間の滞在だとペイしないのが通常です。
そのため、長く泊まれば、お得というわけです。
それぞれのお部屋の大きさが違うので、一概に比べられませんが、
東京は1泊14000円強。フィレンツェは1泊300E。パリは1泊120E。
コートダジュールは1泊110E。プラハも1泊100Eです。
物価とパリのホテルの値段を考えるとパリのアパートメントはとてもリーズナブルです。
最低泊数制限。日本は1週間以上。ただ1週間以上で貸してくれるところも少ないです。
さらに掃除料を21000円取られるので、やはり2,3泊ではあまりペイしません。
フィレンツェは色々ありますが、3泊以上でした。通常は1週間が多いです。
パリは4泊以上、コートダジュールとプラハは1泊からでもOK。
次に、ロケーション。東京は目黒駅から徒歩5分。スーパーも近く、非常に便利です。
フィレンツェはドゥオモから徒歩1分。窓から頭を出すとドゥオモが見える距離です。
スーパーも近く、もちろん観光には申し分がないです。
パリはポンピドゥセンターの目の前。空港からのアクセスも良く、地下鉄も
最寄にいくつかあったので、こちらも非常によかったです。
コートダジュールはエズというところに泊まったので、ここ自体はあまり便利と言えませんが、
エズのセンターには徒歩でアクセスできるので、良いでしょう。
最後にプラハ。プラハはちょうど旧市街地の真裏にあるので、ここもベストでした。
続いて、鍵の引き取り。値段、アクセスを考えると、とてもアパートメントは
リーズナブルに思えますが、もちろん難点もあります。
その一つがレセプションがないため、チェックイン、チェックアウトが面倒なのです。
チェックイン・アウトは日中が基本。またホテルではないので、迷った場合も結構大変。
またチェックアウトは通常12時くらいが基本ですが、アパートメントは掃除が大変なため、
もう少し早いことが多いです。
さあ、鍵の引き取りですが、東京はさすが郵便受けがパスワード制だったので、
そこに入っていました。ただ一度借りた人は開けられるわけですから、
ちょっと怖いと言えば怖いですよね。
フィレンツェは夜中に着く両親の代わりに私が取りに行きました。
時間指定があるものの、携帯を持っていればなんてことないと思います。
パリも空港に着いたら、電話をして、アパートメントで会うことになります。
こちらも携帯も必須になると思います。
コートダジュールとプラハはホテルのように、レセプションがあるので、
そういう煩わしさがありません。
インテリア。これは完全に個人的見解になりますが、東京は正直、最低限という感じです。
不快ではないけれど、すごく憧れの東京ステイというという感じではないです。
フィレンツェは、家具自体はさほど高い感じはしませんが、建物自体はさすがフィレンツェ。
天井のフレスコ画や全体的なイメージとしては、フィレンツェにいる感じがすごくします。
続いて、パリ。こちらも家具自体はさほど高い感じはしませんが、とてもモダンなインテリアです。
コートダジュールとプラハも同じく家具自体は普通で、インテリアというほど凝った感じはしません。
電化製品。電化製品はどこもほぼ全て揃っていました。
電子レンジ、洗濯機、乾燥機、オーブン、お湯沸かし、トースター、炊飯器、TV、DVD、Sky Perfect。
フィレンツェも炊飯器とトースター以外はあり、さすが海外。食器洗い機も付いていました。
パリもフィレンツェと同じ。コートダジュールはDVDがなかったような気がします。
プラハはフィレンツェと同様です。
インターネット。パリ、プラハは無料で、ワイヤレス。とても快適でした。
コートダジュールはレセプション近辺でしか使えず、有料でした。
意外だったのが、イタリアと日本。ワイヤレスでなく、有線。
ところがイタリアはインターネットが使えず、日本は有線ということを
貸す側(アパートを管理する側)が知らず、当初ずっとワイヤレスとしてトライしていました。
いまどき有線なんて、正直考えられないと思ってしまいました・・・。
食器。食器はヨーロッパのどこもかなり充実していたと思います。
いくつかの種類のお皿、さすがヨーロッパ、ワイングラスも少なくともワイン用、シャンパン用、
カテトラリーも充実しています。高いものではないけれど、十分でした。
逆に唖然としたのが日本。コーヒーカップのソーサーはない、ワイングラスはなく、
タンブラー(って言うの?っていうグラス)、炊飯器はあるのに、お茶碗もお椀もない。
お箸もなく、お皿も2種類3枚ずつ。夢がないなぁと思ってしまいました。
リネン類もヨーロッパの方が上です。コートダジュールとプラハはホテルのサービスが
あるので、毎日変えてもらえるので、これはパーフェクト。
イタリアもベッドルームにフンダンに入っているので、変えたいときに変えられます。
パリも同様でした。ホテル並みのリネンではないですが、数も十分です。
その点、日本はバスタオルと薄い1枚のタオル。キッチンのタオルも自分のタオルと併用。
ヨーロッパは部屋の中に干しておけば、大体の場合タオルも乾くので、さほど不便ではないですが、
日本はそういうわけにいかなかったので、本当に不便でした。
その他、気づいたこと。
日本は契約書及び審査がありました。本当のウィークリーマンションでなく、
長期ステイなので、家を借りるのと同様らしいです。マンスリーでお値段も出しているし、
この手のマンションは恐らく外国人などに貸しているのでしょうね。
イタリアは滞在中に、次のお客さんが見に来たいのだけど何時がいい?と言われたときは
びっくりしましたね。ありえないと何時でもステイ中はダメと断りましたが、
一旦鍵を貸したら、通常はたとえ管理人が立ち会おうとも、緊急事態以外は
通常は入れないはず。私が一旦鍵を受け取って親が着くまで、時間があったのですが、
その間も一組通すと言われました。これも論外。一緒に部屋が壊れたところがない
ということを確認して、セキュリティディポジットを払うわけですから、
これも意地悪すぎるかなと思ったけれど、私が立ち会わなければ許さないと言いました。
パリはエレベーターがないのが最大の難点。エレベーターなんて・・・と思うかもしれませんが、
7階までを徒歩で毎回歩くのはかなりきついです。ましてやスーツケースを持って・・・。
ヨーロッパの洗礼でしょうかね。
コートダジュールは窓側を隣のお客さんが通ることができるのが難点。
女性だけだったりすると、ずっと窓を開けられないから。ただ1F以外なら解決する問題です。
プラハはタバコ臭かったのが、最悪でした。まだお部屋に禁煙とかカテゴリーがないのでしょうかね。
イタリアのアパートメント:フェラガモ所有のアパートだとか?!
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パリのアパートメントのキッチン
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プラハのベッドルーム
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