Jan 14 2009
1月22日発売の25ansウェディングに載ります!
こんにちは、海外ウェディングコーディネイターの林です。
1月22日発売予定の25ansウェディングの撮影のコーディネーションを
当社で引き受けさせて頂きました。
今回はフィレンツェ特集ということで、
フィレンツェのあらゆるスポットで20着のドレスを撮影。
フィレンツェのウェディングに憧れている方はもとより
フィレンツェに旅行を考えている方にも十分に楽しめる内容です。
尚、当社の内容も紹介して頂いております。
ぜひチャンスがございましたら、ご覧頂ければ幸いです。
http://www.hfm.co.jp/wedding/
25ans Weddingのドレス特集の海外ロケ撮影のコーディネイトという嬉しいお話
を頂いたのは2008年9月。ちょうど帰国している際でした。
25ansと言えば、ハシェット婦人画報社の出版する高級雑誌。
20代の頃は25ansではないですが、私は姉妹誌ヴァンテーヌの大ファンでした。
毎月の12日の発売が楽しみで、ファッションは元より生き方、スタイルなど
色々なものを参考にして、スクラップまで作った記憶があります。
その憧れのウェディング版の雑誌に声をかけて頂けるなんて、
それこそ本当にびっくりです。
フィレンツェというロケーションに決まってからは、
全てのコネクションを最大限に活かし、どこで撮影をするか、
25ansの名前に恥じないような撮影場所を考えなければならない、
毎日のように地図を広げては考えていました。
本当のウェディングと違って、最大の難点は移動が思うほどできない。
というのも、毎回のドレスの着替えとヘアメイクのチェンジが入るので、
通常フォトツアーで回る4ロケーションが3時間だとしたら、
雑誌はその倍かかってしまうと言っても過言ではないところです。
また着替え場所の確保など、色々な制限が出てしまうのも難点。
どれだけ効率よく、違ったフィレンツェの表情を見せられるかが焦点でした。
また撮影を行ったのは11月下旬、11月はフィレンツェでももっとも雨の多い季節。
さらに日の入りは16時半と日照時間も短く、撮影クルーの方々の忙しい日程を
合わせての決まった短い期間の中で確実に撮影を終わらせていかなければならない
というかなり強行スケジュールだったように思います。
お昼も食べる時間もなく、分刻みのスケジュールを作り、
それも晴天であれば可能なスケジュール。
そのほかにも撮影場所の撮影許可などを取るのに、一番厄介な市庁舎という
公共機関を通さなければならない・・・(涙)
どれだけの常識を持って対応しようとも、担当者の一存で許可が出ないことなんて
そんな当たり前のことがイタリアという国。
実際周囲のイタリア人に言わせると、そんな許可なんて聞いたことがない。
許可なしで撮影してしまえ・・・というありがたいアドバイス。
しかし日本の撮影クルーを警察に追い回させるようなことは絶対させたくないし、
万が一、そのせいで撮影が終わらなかったときも大変厳しい・・・。
フィレンツェの歴史薫る雰囲気で撮りたいという編集者の方々のご意向と合わせて、
毎日のように頭を悩ませました。
現地コーディネイターの強い交渉で市庁舎は奇跡的に予定通り許可を頂戴し、
あとは天気を祈るのみ・・・。
撮影前日となった下見日まで雨模様だったフィレンツェも
撮影1日目は風が強い寒い日となりましたが、雨も上がり、青空ものぞくほど。
撮影2日目は11月のフィレンツェ??と思うほど、
温かい小春日和。屋外での撮影を多く予定していた2日目にこの天気。
この日が雨だったら、このフィレンツェロケもどうなったことやら。
本当に努力が報われたように思いました。
私も撮影の一部を見せて頂きましたが、そんな苦労話が全く見えないほど、
夢のようなフィレンツェ。さっすが雑誌だなと思ってしまいました。
詳しいロケーション等は雑誌に詳しく紹介されております。
ぜひ25ans ウェディング 春・夏ドレス号 1月22日発売をご覧下さいね。
晴天時のフィレンツェ
夕焼け時も絵になるフィレンツェ
夜のフィレンツェはまた表情を変える