Nov 24 2020

マンダリンオリエンタルホテル コモ湖に行ってきました

こんにちは、ウェディングコーディネーターの林でございます。

先日、世界屈指のラグジュアリーホテルグループ、マンダリンオリエンタルホテル コモ湖にお邪魔してきました。北イタリアのアルプス山脈の麓には湖がいくつも点在しているのですが、その中でもコモ湖は別格でVIPが集まるリゾート地として知られています。ご存知の通り、マンダリンオリエンタルホテルは香港をベースとしたグローバル展開しているホテルグループですが、イタリアにはミラノの高級ショッピング街から一歩入り込んだところに第一号がオープンしました。そして昨年2019年 マンダリンオリエンタルホテル コモ湖がオープンしたんです。こちらの総支配人 Samuel Porreca氏は彼がフィレンツェにいた頃からの知り合いで、今夏、ミラノに寄ったついでにホテルを見学させていただく機会がありましたので、ご紹介させてください。

 

ジョージクルーニーをはじめ、VIPの別荘があることでも有名なコモ湖。コモ湖がここまでVIPに愛されたのには、その景観はさることながら、いくつか理由があるように思います。まずはイタリアの最大都市ミラノが近い。コモ湖の大自然も素晴らしいけれど、ショッピングや夜の社交にも欠かせない、そんな人にはコモ湖はミラノの中心街から車でたった55分、電車だと40分強で、都会的な楽しみを捨てることなく、大自然にもどっぷりと浸かることができるのです。

次に国際空港が近い!ロンドン、パリなどの欧州の中心都市はもちろんのこと、ミラノマルペンサ空港はNYなどアメリカやアジア、中東、アフリカの国とも国際線が結ばれているので、とにかく便利なのです。

そしてスイスの国境が近い!一番近いコモ湖の沿岸からスイスの国境まではたったの3km!そのスイスを経由して、フランスやドイツからも車で簡単に入ることができます。長期休暇を取る欧州の人たちは家族で車でイタリアに入ることも多いです。コモ湖が最終目的地でなくても、中継点としてコモ湖で数日ゆっくりしてから海を目指したりする人も多いのです。

マンダリンオリエンタルホテルコモ湖はコモの旧市街から車で約15分ほどのところにあります。コモ湖東岸の狭い山道を車で走ると、入り口はラグジュアリーホテルにありがちなさほど大きくない作りです。私たちが訪ねたときは、すでにCovidの影響があった後だったので、入り口のところで検温がありました。タクシーから下りようとすると、ホテルの人が「乗っててください、乗っててください」と。検温以外にも何か計るのかな・・・と思っていると、下が入り口です・・・とのこと。タクシーはメーター精算してしまったのに、申し訳ない・・・。快く下まで行ってくれましたが、結構距離がありました。ホテルの画像を見ていただので、湖畔に面していることはわかっていたのですが、知らない間にこんな高い位置まで上がってきてしまったんだと・・・少し驚きました。

 

急な坂道を下がっていくと正面玄関が・・・。ドアを開けられ、中へ進むときらびやかな世界が待っていました!200名近くのスタッフがいるというのも頷けるほど、スタッフが入れ替わり立ち替わり。湖を見渡せるサロンに通され、目の前には湖。そして美しい家具に囲まれて、マンダリンオリエンタルってもう少しトーンの暗めのインテリアかなと思っていたのですが、さすがにここはイタリア。カラフルな家具がセンスよく配置され、遊び心いっぱいです。。

 

その後、アポのあったSamuel氏ほか、バンケット担当のMirianaさんと合流。朝早めだったので、9月でも涼しかったのですが、外でコーヒーを飲みながら、お話をします。湖水リゾートとはこういうものだなと湖畔に出て改めて納得。もちろん車でアプローチする人も多々いるのでしょうが、プライベートボートやボートタクシーで湖からアプローチする人も多いわけで、そういった人たちの動線がメインに設計されているわけです。

 

湖に面した部分がかなり広く、ピアッツァ(広場)と呼んでいた場所にはラウンジ形のテーブルとソファが配置され、湖に面するところには食事ができるようなテーブルが配置されています。レストランはカフェやピッツァが楽しめるカジュアルなレストランの他、一番端にはミシュランの星付きレストランが。その他、中にも一つレストランがあります。Barもお洒落な空間で、見ているだけでも飽きません。

 

ピアッツァを抜けて、レストランと逆方向に歩くと、まずは20台くらい停められるパーキングが。湖畔にパーキングって!?そうすごい贅沢ですよね。なんか景観崩しそうと思われそうですが、そこに停まっている車も一見の価値あり、マセラッティ、ポルシェ、テスラー、フェラーリとラグジュアリーカーが勢揃い。ナンバーも外国ナンバーが多かったです。

さらにそちらを抜けると客室の棟になります。建物は全部で9棟あるそうですが、その前の湖畔は小さな庭園になっていて、十分自然を感じられるし、本当に優雅な気分になります。プールは湖に浮いているので、そこは独立しているのもいいですね。

 

一番奥まで行くと、プレジデンシャルスイートとして、完全独立した一つの建物がありました。私たちが訪問した際には、家族連れが滞在。小さなお子さんがいたそうで、そのためにわざわざ遊具施設を建てたとか。もうVIPの規模が違います(笑)

 

色々なお部屋を見学させていただき、ランチを取る時間があったので、ピッツァをいただいてきました。実はピッツァもわざわざピッツァの窯を用意した本格派。景観や安全面に厳しいイタリアですので、ピッツァ窯を作るにもいちいち市の許可が要ります。移動型ならOKとのことで、それならピッツァ車にしちゃえ!ということで、Samuel氏のこだわりのピッツァ車。ピッツァを作る人もナポリから呼び寄せた肝いりのこだわりピッツェリア。コモ湖でナポリ風のピッツァが食べられます。モッチモチでおいしかった♪ やはりVIPと言えど、イタリアの食に求めるものはミシュラン級のお食事だけでなく、いわゆる大衆的なものもあるんだなと。

 

次回はマンダリンオリエンタルホテル コモ湖のウェディングについてお知らせします!

 

そのSamuel氏にCovid対策などをインタビューさせていただきました。その動画はこちらです。

 

 

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