Villa la Vedettaの魅力を探る・・・第二弾　　テラスバージョン

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
さて、昨日に引き続き、イタリア・フィレンツェVilla la Vedettaでの
挙式のレポートをお知らせしたいと思います。
日本での打ち合わせの段階で挙式時間や挙式のレイアウトなども詳細に詰めていきました。
フィレンツェは実はサンセットが美しいことでも有名です。
ミケランジェロ広場（=Villa la Vedettaのテラス）からポンテベッキオ先に
夕日が沈む姿はとってもロマンチック、この時間をどう利用するか、
お客様とお話していました。
例えば、挙式は日中に行い、フィレンツェのフォトサービスの後、
夕日が見える頃にテラスで乾杯を行う・・・、
もしくはもし挙式の前にフォトサービスを行うことが問題なければ、
フォトサービスを先に行い、サンセットの中、挙式を行うこともできますと・・・。
いくつかのご提案をさせて頂く場合は、必ず考え得るデメリットもお伝えしています。
例えば、前者の場合はテラスを使用する時間が異なってしまうため、
テラス料がよりかかってしまうことがある
後者は本来は挙式が先という常識を破ってしまう、サンセット時だと写真が
結構赤くなってしまう可能性がある・・・
そういった全てのことを考慮したうえで、一番良い解決案をお二人に導いてもらっています。
お二人のご希望はキャンドルでバージンロードを作りたいとのご希望があったので、
顔に西日が当たるサンセットちょっと前に挙式を行うということで決まりました。
最近は本当に便利で、インターネット上で夕日の時間を計算できたりするので、
そういったツールを使いながら、スケジュールを詰めていきます。
スケジュールを詰める上で大切なことは、分刻みにしないことです。
海外ウェディングは日本と違って、分刻みどころか、30分単位での時間のズレは
当たり前ですので、そのあたりを含めて、カメラマンやリムジンサービスの人にも
余裕を持って話しておきます。
またフォトツアーで無理な計画は立てない、うまくいけば、
他で写真が撮れるかな・・・くらいの気持ちの余裕を持っておくのも大切です。
フォトツアーではベールをつけないで、挙式のときはベールをつけてとのことでしたので、
そういったことも考慮し、どうやって当日を過ごすかを考えていきます。
バージンロードは花びらとキャンドルで決まりました。
花びらはグレイのテラスに映える、濃いピンク。赤だとドレスを汚してしまいますしね。
Villa la Vedettaのテラスはとても広いので、お二人だけの挙式はもちろんのこと、
ご列席者がいらしたとしても、大抵の日本人のウェディングでは若干大きすぎます。
もちろんご希望によってはテラスを貸切こともできるのですが、
私はあえて貸切にしないことをお勧めしています。
コストインパクトももちろんありますが、せっかくですから、Villa la Vedettaに
泊まっているお客様に一緒に祝って頂く機会を減らしてしまうのは
もったいないと思うからです。
現に、この日はハンガリーからいらした熟年のご夫婦が二組いらっしゃって、
フラワーシャワーに参加してくださっただけでなく、乾杯もしてくださり、
新郎新婦のご両親と同じ結婚した年が同じとのことで、話が盛り上がりました。
こういう出会いもとっても大切な思い出になると思っています。
フィレンツェのサンセット（残念ながら当日はここまでのサンセットは見られませんでしたが・・・）

全て準備が整いました。あとはキャンドルを灯すだけ・・・。

マリアベールの裾がきれいに流れます。

フラワーシャワーで祝福されて・・・

ちょうど挙式が終わる頃、キャンドルが映えるくらいが、写真的にはちょうど良いのです。

その場にいらしたハンガリーのご夫婦を交えて、乾杯！