Feb 25 2009
イタリアの電車旅 ミラノ-フィレンツェ間
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
日曜日開けた翌日は駅の近くのホテルの利便性を最大限に利用し、
ホテルをチェックアウトした後、荷物を預け、簡単なミラノ市内の観光に行きました。
その日はどんよりと曇り空、私たちのいつもの旅スタイルごとく、
とにかく歩く、歩く、歩く。。。
オシャレそうな場所を見つけて、そこから気の向くままに歩き始めました。
ミラノの日曜市、アンティークでしょうか、両側の川沿いにある市場を歩いたり、
何もないどこの街だかわからないところを歩き、途中でカフェを飲んで、
またひたすら歩く。
そして気がついたら、ドゥオモ周辺に戻ってきていました。
最後にドゥオモ周辺でお茶(というか、プロセッコ(昼間からアペリティーボ))をして、
2時半に予約した電車に乗るために、ホテルに戻ります。
現在ミラノからフィレンツェまではユーロスターで最も高速のものだと
たった2時間10分、昨年までは3時間だったので、この50分の短縮は素晴らしいものです。
仕事でESを使う私としては、嬉しい限りですが、2時間だと電車の旅を楽しみに
している旅行者としては物足りないかもしれませんね。
無事時間通り発車した電車に座ったのもつかの間、早速彼は食堂車に行くぞ・・・と。
実は私は月に平均して2回はESに乗っているものの、一度も食堂車を利用したことが
ありませんでした。だって、なんとなく高そうだし、まずそうだし・・・。
彼は専ら車やバイクで動く人ですが、今回のミラノは久々に電車を利用。
食堂車に行ってみたかったとのこと。へぇ~、イタリア人でもそういうこと考えるんだ・・・。
というか、彼は本当に好奇心が強いので、何でも挑戦したがるタイプで、まさにブログ向き(笑)
ランチは電車の中ね・・・とは言っていたものの、すっかりパニーニとかを食べるのかと
考えていたので、俄然興味が沸いてきました。
私たちが最初に食堂車についたお客様。カメリエーレ(ウェイター)もまだ準備が
整っていないのか、バタバタ行き来をしています。
メニューはアンティパスト、プリモ、セコンドとすでに値段が決まっていて、
いくつかのチョイスから選びます。
鴨のラグー(ボロネーゼのようなひき肉のトマトソース)はおいしそうだけど、
電車の中のパスタってなんだかアルデンテじゃなくてまずそう・・・なんて思い、
私は鶏の胸肉のローストにしました。
パートナーは勇気があることに、パスタを頼んでいる・・・。
オーダーを取るというよりは、すでにパスタが大皿に用意されていて、
それを持ったカメリエーレが、「パスタポモドーロ?」とか聞かれるので、
「はい」といえば、それがお皿によそられるシステム。
思わず頷きそうになってしまいましたが、私はパスタはいいわ・・・というと、
改めて、何にする?とオーダーを取る始末。彼のパスタを失敬すると、
あ、おいしい!結構、悪くない味です。
私のお皿が来る頃には彼はパスタを食べ終わってしまい、
彼は物足りないのか、プロシュートとチーズの盛り合わせを頼んでいました。
ワインは私たちにはそれこそ物足りないハーフサイズのみ。
鶏はすごくシンプルでしたが、硬いパニーニよりは全然おいしいので、大満足。
でも一番のヒットはプロシュートとチーズの盛り合わせでした。
かなり量もあったし、チーズはそれこそ電車の特色を活かして、
各地から取り寄せたようなレストラン顔負けの味。
全体的にお値段は1~2割ほど他のレストランに比べて高いかな・・・と思いましたが、
電車の中であれだけ本格的なお食事が気軽に食べられるのはいいなと思います。
日本のような駅弁の文化があれば、より良いのですが・・・。
席はそんなに多くありません。お昼時ともあって、すぐに満席に。
ごめんなさ~~~い、すっかり食べるのに夢中で、最後の一切れをアップで撮ってます。
鶏とポテト(もっとおいしそうだったのですが・・・)
一番ヒットだったプロシュートとチーズ(でも最後の一口状態です)
名誉のために、これもかなり一杯ありました。