Mar 16 2009
そして今日もベネチアで食べる、飲む・・・
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
引き続きベネチア。前日、グラッパで締め括った私たちは日曜日も朝早めに起きます。
と言っても、8時ごろ・・・。朝食を食べた後、荷造りをして、チェックアウト。
荷物をレセプションに預けて、また歩きに出かけました。
その日はLido島に出かけてみようと・・・・。
Lidoは10年前、初めてベネチアどころか、イタリアに来たとき、
間違って水上ボートで着いた島。友人と二人乗りの自転車でリドを回ったことを
思い出します。リド島はリゾート地でも有名で、映画「ベニスに死す」などの舞台にもなりましたし、
もちろんベネチア映画祭の会場ともなります。
まだ3月は閑散としていましたが、一日曜日という感じでほのぼのとしていて
気持ちがよかったです。
リド島も軽く歩きまわり、その後本島へ戻り、さらに歩き、歩き、歩きます。
実はこれも10年前、ベネチアで味わったサンドウィッチが忘れられず、
今でもベネチアへ仕事で行くときや、クロアチアへ出向くフェリーに乗る前も
1時間早めの電車に乗り、ベネチアでは重い荷物を引きずってでも
このサンドウィッチは必ず食べることにしています。
今回もこのサンドイッチは絶対食べると宣言!
彼はもっと地元のBARを開拓したかったようで、お昼からまたまたアペリティーボ。
どれもおいしそうで、目が迷ってしまいます。
そしてランチは待ちに待ったサンドウィッチ!歩きまくった後だったので
席に座りたかったのですが、あいにく席は空きそうにもない・・・。
待つのが苦手な彼が、サンドウィッチは立って食べて、コーヒーをゆっくり飲まない?と。
確かにBARは混んでいたし、いずれにしてもゆっくりと食事ができなさそうだったので、
とりあえずサンドウィッチとワイン(忘れずに)を引っ掛け(?)、
早々にBARをあとにしました。
実はもう一つベネチアでしたかったことがあります。
それはサンマルコ広場でお茶をすること。
またまた10年前のお話で恐縮ですが、まだまだ若輩だった私。
それこそ10日間のイタリア旅行で、泊まったホテルは2つ星から3つ星、
食事こそ何とかレストランに入る日もあれば、BARで済ませることも。
サンマルコ広場のお茶はとても手が出るものではありませんでした。
夏至に近かったあの日、22時過ぎでもまだ夜の帳が下りたばかり。
サンマルコ広場のそれぞれのCafeではカルテットが素晴らしい演奏をしていました。
私たちはBARに座ることはできなかったので、サンマルコ広場でそれを聞いていたのですが、
そのとき、雷が鳴り始め、サンマルコ広場の教会のクーポラの夜空を稲妻がきれいに彩り、
演奏とあの教会とそして稲妻が本当に非現実的な夜を醸し出していました。
あれから一度ベネチアには泊まる機会があったのですが、水が溢れ出しアウト。
それ以外は大抵が日帰りで、夜までの滞在が許されなかったのです。
今回絶対に戻ってみたいと、昨日の夜戻ったのですが、残念ながらカルテットは時期尚早。
4月下旬からとのことで、グラッパを飲みに戻ったときにはCafe自体クローズ(涙)
今回もサンマルコ広場での夢かなわず・・・と思っていたら、最後にお昼でしたけど
彼がここでCafeをしようよ・・・と。
またまた夢のない話ですが、ここでのカフェは1杯5.7E。BARで立って飲めば1E弱。
確かに高いけれど、ユーロが安くなった今、日本人の皆さんにもぜひお勧めしたいです。
日本にはあまり雰囲気を買うという文化がないのかもしれないので、
よく日本の旅行者には「たか~~~いっ!」と法外だと言われるのですが、
(1Eのカフェに比べて、6倍ですからね・・・)
フィレンツェのレパブリカ広場やベネチアのサンマルコ広場で
ゆっくりとカフェ一杯を楽しむ、それこそ贅沢な時間をお金で買う。
BARで立ち飲みのエスプレッソもイタリアならではですが、
歴史的建造物のど真ん中で、日を浴びながらのカフェもやはりヨーロッパならではだと思うのです。
日本の喫茶店で飲むのとあまり変わらないので、ぜひぜひお勧めです。
ちなみに昨日ここで食べたチョコレートムース、すごくおいしかったですよ!!
確かにチョコレートムースとカフェで、ランチのサンドウィッチの2倍も使っちゃったけど、
でもたまにはこんな贅沢も良いですよね。
とにかく目移りするほど、種類が豊富!
ベネチアのお酒は安いので、その分、酔っ払った人も多かった!
私の憧れのサンドウィッチ - 別名:
サンマルコ広場のカフェにて・・・。手前チョコレートムースは絶品!
こんなところで贅沢をするのもたまにはいいのでは??