Dec 29 2009

Our Wedding Version - 日本の着物での挙式

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
日本での入籍の手続きは何とか一件落着したものの、
並行して考えていた日本で着物を着ての挙式の準備をしなければなりません。
まず、私がこだわったのは神前式にしたいこと。神社にこだわりました。
というのも、日本の中ではさほど大きな意味を持たない宗教ですが、
イタリアで今後どこで挙式をしたの?と聞かれたときに、お寺であると
『お寺=仏前式=仏教徒』と連想されてしまうからです。
少なくとも仏教徒でない私、神道は宗教というよりは、むしろ哲学に近いものだと
日ごろ考えていたので、神道であれば、自分の中で違和感がないなと思っていたからです。
着物を着て、挙式。彼の希望は本当に小さな教会でやるような雰囲気でやりたいとのこと。
その神社探しから始まりました。私の中で、小さな教会のような雰囲気ではないけれど、
ずっと前に修学旅行で訪れた伊勢神宮(まあイタリアで言えばバチカンですね)の
神々しさ、清らかさはやはり他を圧倒するものがあったので、
まずは伊勢神宮で挙式を挙げられないかと調べ始めました。
しかし、伊勢神宮は一般挙式は受けていないとのこと。残念っ。
それであれば、やはりフィレンツェと姉妹都市を結ぶ、京都での挙式。
フォトグラファーは和装ロケで定評があり、サントリーニやアマルフィでご一緒したことのある
大竹さんにお願いしようと思っていましたので、彼のベースとする名古屋からも
京都であればさほど遠くなかったので、京都方面で検討していました。
紅葉の美しい季節で、京都であればとてもフォトジェニックで良いのでは・・・と
京都出身の方や色々な方にお話を聞き、貴船神社なんて素敵だな・・・と考えていました。
ところが、実際紅葉の美しい11月下旬から12月上旬の京都。
宿泊費がかなり高いのと合わせて、両親や妹が東京から駆けつけてくれることに。
平日の1日でやろうと思っていましたが、会社を休む人にとっては東京からだと
最低でも2日間の有給を取らなければならないことに。
両親、私達、フォトグラファー誰一人京都をベースとしていないのに、
京都でやるのはあまりに現実的ではないのでは・・・と考え始め、
であれば、やはり東京が一番落ち着くのではと、東京の神社を調べることにしました。
しかし、日本の結婚式事情、大体名の知れた神社は衣裳、カメラマンとの提携が強く、
持ち込みは一切禁止など本当にいまだ挙式会場主導のビジネス展開をしていて、
素敵だなと思う会場は全てアウトでした。
一方、とても小さな神社で、持込なども自由になる神社を一つ見つけ、
イタリアから電話で仮予約をしようと思ったところ、
一度見に来てくれないと予約を受け付けない・・・とのこと。
イタリアに住み、直前まで伺うことができない旨を何度も説明しているのですが、
現実と写真の雰囲気が違って、直前キャンセルされることを考えると、
必ず見に来てもらわないと予約を受け付けない・・・とのこと。
近親者でも構わないとの説明ですが、
そういったリスクも含めて責任を取る、必要であれば支払いを先にすることも
構わないことも伝えたのですが、
どうやら過去に控え室がない等のクレームが出たのか、見学しないとだめとの一点張り。
うちの家族は東京をベースにしているので、見学に行ってこようか?と言ってくれたのですが、
現実と写真のギャップは近親者が見ても、当人が見なければ何の意味もないと思いますし、
それは私のお客様に対して、結婚式をするなら、一度ヨーロッパに見に来てくれないと
受け付けないというのと同じ。
何よりインターネットで予約を受けるような雰囲気を持っていながら、
現実的に予約を受けないというのは、どうも納得がいかないと、ここもメンタル的にアウト。
途方に暮れていたある日、ひょんな拍子に代々木八幡宮のサイトを見つけました。
代々木八幡宮は駅になるほど、聞き慣れた名前だったので、恐らくとても敷居が高いと
思っていたのですが、他の方のブログを読むとそんなことは全くなく、
サイトからの問い合わせにも迅速に答えて頂き、仮予約も見学なしでOK。
さらには、衣裳・カメラマンの持ち込みも自由ということで、即決しました。
これで、神前式の予約も完了。ほっと一息です。
明治通り沿いにふと現れる代々木八幡宮。
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一度神社に足を踏み入れると本当に喧騒がぴたりと止まる。
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神社の境内の中。御簾があり、さほど大きくなく、まさに望んだ通り!
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