Jan 07 2010
見つけた小さな違い - イタリアウェディング
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
先日、大晦日にイタリア人のウェディングに出席したお話をしましたが、
ふと気づいた違いを書いてみようと思います。
まず、教会でのウェディング。
1)ベールアップがない!?
日本人のウェディングにとって、ベールアップ→キスとは教会ウェディングの
大きなイベント。雑誌だって、いかにして、きれいにスムーズにベールアップが
できるか教授しているというのに、イタリア人のウェディングにはベールアップがない。
もちろんする人もいるとは思いますが、イタリアではあまりメジャーではないよう。
人によっては、バージンロードを歩くお父様が新郎に手渡す(?)前にベールを
下げてあげることもあるようですが、イタリアではあまりイベント化されていないのです。
2)意思の確認は声を揃えて『Si』
いわゆる、『汝はXXを夫とし、健やかなときも病めるときも・・・』のこの牧師さんの問い。
『はい、誓います』とそれぞれ答えるのではなく、二人いっぺんに『Si』と。
誓いの言葉はそれぞれ言いますが、問いはいっぺんに答えるのがイタリア流?
3)新郎新婦は座る??
カトリックの教会には新郎新婦用の椅子も用意されています。
挙式の中でも一連のミサが行われるカトリック。
そのため、牧師さんの説教も結構長め。1時間弱はあるのが、イタリア挙式。
そのため、二人のための椅子が用意されているのです。
私なんて、座るときのドレスの裾などとても気になるのですが、皆全くお構いなし。
きれいに伸ばしてあげれば、素敵な写真が撮れるのになぁと思うばかり。
4)ベストマンやブライズメイドがいない。
海外のウェディングというと、3,4人同じドレスを着たブライズメイドが目を引きそうですが、
イタリアではこの習慣があまりありません。その代わり教会での挙式で
真横にいるのは、それぞれ新郎新婦側からの証人1~2名です。
これは教会のウェディングにも法的効力があるためです。
5)退場がない?
最後、列席者に拍手され、教会のバージンロードを二人で歩くことは、
一番の大きなイベントとも思われますが、意外に意外。流れ解散なのです。
全てのカトリックがそうかと言うと、アイルランド人のウェディングは
退場も一大イベント化されており、新郎新婦だけでなく、ご両親、
ベストマン・ブライズメイドも一緒に退場します。
音楽もふさわしいものがありましたが、イタリアは超適当。
ちょっと寂しい感じもします。
一応、教会を出ると、皆でライスシャワーをするのが主流です。
続いてパーティについて。
1)ゲストの席次
テーブルは前もって決められていて、大きなボードに書いてある自分の名前を探します。
だからそのボードの前には人だかり。なかなか自分の名前を見つけるのが大変。
日本のような一人ひとりへの席次表は紙の無駄なのか、作られていません。
さらにボード上に名前を見つけても、今度はテーブルの位置がわからず、探さなければ・・・。
テーブルは決まっているけれど、そのテーブルの中でどのように座るかは自由。
飲み会のときのような雰囲気で、な~~んとなく適当に座ってよいのです。
2)新郎新婦の入場はなし
ゲストが先に着くのですが、新郎新婦が着いても、音楽が鳴って、入場!ということはありません。
適当に皆アペリティーボを楽しんでいるところに、二人が入ってきても、特別演出なし。
3)司会、スピーチ、余興なし
司会はあえて言うなら、DJが代わりを務めることはあっても、スピーチや余興がないのだから、
当然細かいアナウンスは全くなし。これもイタリアならではと思います。
例えばイギリスでは新婦の父(ホスト)がWelcome Speechをしたのを皮切りに、
ベストマンやメイド・オヴ・オーナーが乾杯をしたり、最後には新郎がスピーチしたり
ありますが、証人が代わりにスピーチをしたりすることもないのが、イタリア。
演出といえば、ダンスくらいでしょうか。
4)ブーケトスもない??
そういえば、早く退散したからか、ブーケトスもなかったですね。
シングルの女性達が・・・というこの一大イベント。最後まで残っていないからかな・・・。
5)決まったお開きがない
ここで締め!という時間もないわけです。そのため流れ解散。
先日も書いた通り、ケーキが出て、ケーキを頂いたら、暗黙の了解で帰ってもいい雰囲気。
逆を言えば、踊りまくりたければ、新郎新婦がいる限り、踊ってもいいわけです。
ちょっと暗くて見づらいですが、新郎新婦、牧師さんも座っています。
流れ解散中(苦笑)
ライスシャワーが主流です。
席次が決まって貼り出されているボード
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