May 14 2010

T/C vs Cash

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
昨日に引き続き、両替情報についてお伝えします。
あくまでも旅行ベースでの内容ですが、以下、ご参考に下さい。
支払う手段として、現金、クレジットカードは一般的ですが、
旅行者にはもう一つトラベラーズチェックという手があります。
これは、お金の代わりの旅行小切手です。通常の小切手に比べて、
額面を書き込むものではなく、決まった額面のものを購入します。
日本での扱いは、恐らくユーロ圏ですと、ユーロ、ポンド、スイスフランくらいしか
T/Cの発行がなく、その他の国はその国に近い通貨を持ち込むことになります。
現金との最大の違いは紛失や盗難の際に再発行ができること。
また為替も現金より安いのが特徴です。
そのため、現金と並行して、8割をT/C、2割を現金という方も多いです。
デメリットはすべてのお店やホテル等でこのT/Cを受け取ってもらえないこと。
現金なら安くするけれど、T/Cなら値引かないというお店もあるほどです。
必要であれば、時折、銀行や両替商でキャッシュ化しなければなりません。
そのため、私はやはりメインに使用するのはクレジットカードです。
しかし、万が一カードが使えなかったらどうしよう・・・と思われる方には、
全部のケースで使えないことは恐らくないでしょうから、
目先使うのには現金、カードはメイン使用と考えて、T/Cを保険として
持って行くのも良いと思います。
T/Cの為替はキャッシュより良いので、使わない場合もキャッシュよりは損をしません。
またチェコやクロアチアなど、日本で現金を扱っていない国に関しては、
ユーロのT/Cを持ち込むのもありですが、日本円のT/Cを持ち込むのもありです。
日本円のT/C、存在があまり知られていないのですが、
日本円の小切手も存在し、こちらは発行手数料のみが必要で
使わないで帰ってきた場合は、額面の値段が返ってきます。
ユーロ圏に旅行する方は日本円はT/Cでもあまりお勧めしませんが、
チェコやクロアチアなどに旅行され、さらにユーロ圏に行かない方は
この方法もありだと思います。
さて余談ですが、なぜT/Cも為替の方がキャッシュより安いか。
これもロジックで説明されると、あ~~と頷くと思うのですが、
たとえば、ユーロでもドルでも日本で流通していない通貨の現金は
日本では発行することはできません。もちろん日本円のお金も日本銀行以外では
当然発行されていないわけです。そのため、銀行がユーロの両替をしようとすると、
どうしてもそのユーロをユーロを発行している国から持ってこなければなりません。
突飛な例ですが、親友にお金を払うから、ユーロの現金を1億ユーロ分、
ヨーロッパから運んでほしい・・・と頼まれたら、どうしますか?
1億ユーロ建ての小切手を1枚運んでほしいと頼まれたのと、どちらが良いでしょう?
しかもその小切手は紛失してしまっても、番号で追えて再発行できるから心配しないで・・・
と言われますが、キャッシュは再発行はできないから、紛失しないでね・・・と言われたら。
まず1億ユーロってどのくらいの重さになるのだろう?ひとりで持てるかな?
それに紛失したら責任はこちらにあると言われたら、断りたくなりませんか?
その点小切手は紛失しても大丈夫だし、紙1枚なら、なんとか力になってあげたいと。
結局そういうことなのです。銀行はユーロを輸入するのに、航空代、保険もろもろをかけます。
(万が一、飛行機が落ちた場合のことも想定します)
でもT/Cは紙なので、いちいち輸入しません。日本でも発行が可能です。
クレジットカードに至っては、数字のやり取りだけで済むわけですから、
労力が全く違います。結局それがレートに反映されるというわけです。
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