Dec 17 2017
フィレンツェ – レンタル自転車事情 Mobike
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
さて、突然ですがイタリアにおいて自転車を所有するには、いろいろな懸念点が生じます。自転車購入にあたり自転車そのものの代金以外に盗難防止策のための鍵やチェーンに自転車本体と同等もしくはそれ以上にお金を掛けて盗難対策が必要となるのです。
「自転車泥棒」というイタリア映画が存在するほど、自転車の盗難は日常茶飯事。自転車を盗まれた!という話は、あまりにもそこら中に転がっています。
もちろん、自転車愛好家達は自身のカッコイイ自転車を持ち、颯爽と街を駆け回りますが、普段はそんなに利用しない…、ちょっとスーパーの行き来で使えれば…観光だけど、手軽に自転車で街を散策したい…という方には、とっておきの新サービスがフィレンツェで今年の8月から開始されました。
その名もMobike(モバイク)。こちら、中国北京に本社を置く会社で、今では世界各地で導入されているようです。
オレンジのタイヤが目を引く小型の自転車です。
今までレンタル自転車は、観光客のみならず現地在住の人向けのサービスが各地に独自の方法で導入されていましたが、このMobikeの良さは何と言っても、借りた場所に戻さずに乗り捨てが出来るという手軽さでしょうか。
さらに今の時代を反映させたようなシステムを導入しているのも、使いやすさの1つです。
そのシステムとは、スマートフォンにアプリケーション(使用開始の際にデポジット支払いおよびクレジットカード登録が必須)を予めダンロードしておくことにより、利用したい時に現在地の周辺にどの辺りに自電車があるか携帯画面で探すことが出来ます。
また、予約機能(最大15分以内)もあるので、あわてて自転車にある場所に向かわなくても済む点も嬉しいですね。
フィレンツェでは導入したばかりなので、現在30分までの利用で50セント程度という価格も使いやすさにつながります。導入直後はそれほど目にすることもなかった、このオレンジタイヤの自転車ですが、12月中旬の現在では、それこそ老若男問わずに乗りこなしており、もはや目にしない日はない!!というほどです。
自転車を使いたいと思い立ったら、アプリケーションを起動して自転車に付いているコードをスキャンするとロックが外れ、利用開始!
目的地に到着したら、自転車をロックして利用完了(駐輪については門の内側に置くことの禁止や他の交通の障害にならないように‥等と、ルールあり)。そのまま乗り捨てです。
最近は、こちらのMobikeとは別のライトグリーンの目立つ他社のレンタルバイクもサービスを開始しているようです。
あまり慣れない海外でバスや電車の乗り降りに不安がある方、知らない街を自転車で走り回りたいという方は、是非利用しみては如何でしょうか?