Jul 19 2010

男ってやっぱり・・・

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
皆さんは週末はどのようにお過ごしでしたか?
日本は3連休、梅雨も明け、本格的な夏も始まったことと思います。
イタリア・フィレンツェは本当連日猛暑・・・。本当勘弁してほしいっ(叫)
久々にわが夫婦(おっと、無事、イタリアでも入籍確認できました)は、
土曜日は夫婦での時間が取れ、ゆっくりと過ごすことができました。
先週1週間、とても忙しかったダンナは、家での食事は飽きていたよう。
でも私はここ1週間、照り焼きバーガーが食べたくて仕方がなかったので、
土曜日こそ!!と固い決意を持っていたのです。買ったチキンも土曜日が賞味期限だしっ。
『今日はせっかくだから、外食しようか。りえこの好きなフリットのレストランでも行く?』
一瞬心が動きましたが、照り焼きには勝てず、『いいよ、食材もいっぱいあるし、腐っちゃうし、
家で作ろうよ・・・』『わかった、何作るの?』『チキンバーガー!!』『・・・』
ぴんとこなかったのは顔を見れば一目瞭然でしたが、そんなんで怯むわけもなく、
着々とチキンバーガーに向かって私の夢は膨らんでいたのです。
夕方、『じゃ、アペリティーボだけでも行こうか』とダンナ。
この習慣は本当イタリアに来て最高の文化だと思うのですが、
レストランに行かなくても軽くアペリティーボしただけで、
十分社交生活が楽しめるのです。色々なオシャレな人を観察でき、
そして、ちょっと出かける楽しみ。家でご飯を食べても、何となく遊んだ感じが味わえる。
喜んで、賛同しました。
しかし、アペリティーボ中、ダンナが『今から家に帰ってご飯作るの面倒じゃな~~い?』と
言い始めたのです。明日チキンバーガー食べようよ・・・と。
確かに1杯のお酒が利き始めたのも事実。『ん~~~っ』誘惑に負けてしまいました。
そしてここからが本題(前置き長くてすみません)。
どこで食べようかとなった私たち。うちのだんなはアルノ川沿いにある
とあるレストランがだ~~い好き。『そこは??』と。確かに夏ならではだし、
あそこなら私の大好きなカレーが食べられるし、あまり歩かないし、良いっか・・・。
歩き途中、『俺さ、今180Eくらいしか現金持っていないんだけど大丈夫かな?』
確かにそのレストランはカレー一皿が27Eとかしてしまうので、
お高いレストランなのですが、ちょっと作るの面倒って思って1ディナー2人で180Eを使うのは
贅沢すぎる!!女性に渡すメニューには値段がないくらいの高級店(値段は特に)で、
お酒の売り方が実にうまい・・・。まずは食前酒をお持ちしましょうか?と軽く聞く割には
値段は軽くない・・・。ダンナには、もうすでにアペリティーボは飲んだんだから、
すぐに食事始めるわよ・・・と釘を刺して、いざレストランへ。
実際、何かお持ちしますか?といわれても、いやお食事を始めます・・・と
よしよし、最初に口裏を合わせた甲斐ありました!
そして、お食事も無事に済み、お会計です。ダンナは50E札2枚と10Eを払っているではないですか?
待って?100E切らないの??
おかしい・・・。お互い1皿ずつオーダーで、ワインもハーフのみ。ドルチェもなし。
私の計算なら、70E強くらいなのに・・・。主人は疑問を持たず、払っているのです。
『ちょっと、100Eじゃ足らないってどういうこと?』
『そういうことなんじゃない?』
『ちゃんとチェックした?』『あ、してない・・・』
んも~~~っ。『お釣りを持ってきたときに確認すればいいよ。』
チェックしたら、まんまと隣の家族連れのアペリティーボ代が入っているのです。
すぐさま、お店の人を呼んで、チェックしてもらい、35Eほど返ってきました。
(私の計算はあっていたのね♪)
さすがに高級店、そこは平謝り。ダンナは『俺は全然チェックしていなかったんだけど、妻が・・・』
『え??!!』ここで私を売るかなぁ。確かに実際に私、妻が申し立てたことは事実ですが、
こういうときって男ってやっぱり見栄を張りたくなるものでしょうか。
ま、35Eが返ってくるなら、悪者でも何でもなりましょうぞ。
翌日賞味期限切れの鶏で念願のチキン照り焼きバーガーを作った私。
『おいしいじゃーーーんっ』と満足そうなダンナ。
やっぱりまずそうだなって思っていたに違いない・・・と思いつつ。
やっぱり日本の味は最高♪と思った週末でした。
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