Jan 23 2009

フローレンスタウンとの出会い

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
今日はフィレンツェのローカルコーディネーターのお話をしたいと思います。
ヨーロッパのウェディングを扱う私にとって、全ての言葉を一人で話すことは無論
無理がありますから、地元の事情を知り、言葉を話せるローカルコーディネイターとの
タイアップは必須になってきます。
ローカルコーディネーターの選択はウェディングを左右するだけでなく、
その国でのウェディングの機会をも左右するものです。
そのため、どの国でも慎重に行ってきますが、大体においてメールのレスを一つ見れば、
その人たちがどのような仕事やモチベーションを持ってやっているかがわかります。
ロケーションによって、ウェディングの経験をたくさん持っている人がよいのか、
それともウェディングの経験があまりなくても、フットワーク軽く動いてくれる人が
良いのか、毎回それに準じた判断をしています。
ところが、私がベースにしているフィレンツェではなかなかローカルコーディネーターが
見つかりませんでした。
もちろんフィレンツェは外国人にとっても夢の海外ウェディングロケーション。
ここで活躍するウェディングコーディネーターは国籍を問わず、たくさんいます。
しかしながら、私も地元にある程度情報やコネクションがあるため、
仕事がかぶってしまっていたのも事実です。
フィレンツェではロケーションを見に行くのも、自分で行こうと思えば行けるし、
フローリストや市庁舎だって、自分の足を使えばどうにかなる。
アウトソースする理由があまりありませんでした。
ある日、イタリアの5つ星ホテルで働く日本人の友人(仕事柄知り合いになり、今に至ります)が、
コンシェルジェサービスの会社が最近売り込みに来るんだけれど、
りえこさんももしかしたら知り合いになっておいたら、役に立つかもしれないけど、
興味がある?と聞かれました。
コンシェルジェサービスとは美術館のチケットからリムジンサービス、レストランの予約等
ホテルのコンシェルジェの行うサービスを独立させたもの。
ヘリコプターなどやプライベートジェット、フェラーリを1日借り切るなど
顧客のニーズに合わせて色々なサービスを提供します。
最初は私もウェディングがあった際にはリムジンサービスなども頼めるし、
ちょうどいいかも・・・。知り合いが増えることは最大の強みだし・・・。
そんな軽い気持ちで2つのコンシェルジェサービスを紹介してもらいました。
一つは夢は大きく語りますが、いまいち具体的な話になると何も決まっていない。
もう一つのFlorence Townは値段やサービスが非常にはっきりしているし、
何よりも持っている商品がとてもユニークなのが気に入りました。
また彼らの目指す方向はまさに私が考えるものと同じ。
私はこのFlorence Townに将来性をより感じました。
とは言ったものの、目先フィレンツェでウェディングがあったわけでもなく、
すぐに約束や何かを交わすまでには至りませんでした。
お互い何か将来にあったらお互いに連絡を取り合いましょう・・・と言ったのが昨年の夏。
また彼らも日本人のマーケットに興味があったものの、日本人のマーケット先を
私一人に絞ってしまって良いのかも若干不安があったようで、そのときはお互い
特にアクションを取ることもなかったのです。
そんな矢先、25ans ウェディングの撮影の話が上がりました。
いくつか候補の挙がるロケーション、もちろん他の場所のローカルコーディネーターも
確実に成功に導いてくれる自信はあったのですが、
フィレンツェであれば、より大々的なことができるのではないかと、
雑誌社にフィレンツェも候補に入れて頂くよう、お願いしました。
すぐにフローレンスタウンにこの話を振り、興味があるかどうか、
どれだけ協力を仰げるか、何通のeメールのやり取りをしたかわかりません。
この間のVilla Olmiの訪問時に、あちらの担当ClaudiaにもLucaにも
嫌味を言われるほど、すごいメールのやり取りの数だったと思います。
しかし彼らも協力だけして、今後コラボレーションの話がなければ、
協力損してしまう部分もあったので、ここで改めてle Maestroのフィレンツェ
ローカルコーディネーターの提案をしてみました。
彼らはとても喜んでくれて、具体的なコラボレーションの形が。
もちろんホテルなども彼らの仕入れ価格で売ってもらえるし、
現地のロケーションとの交渉をトスカーナ地域で担当してくれます。
そのため、私もイタリア側での旅行の手配もより地元の情報に基づいたものをアレンジできます。
逆に、私は彼らが弱かった本当の意味でのウェディングの準備部分を
彼らのスタッフとして手伝います。
ブーケをどうするとか、テーブルアレンジメント、市庁舎での手続きなども行うこと
など、ウェディングの経験が必要なので、私の経験も寄与することができるのです。
こうして3年近く経って、やっとフィレンツェでのローカルコーディネーターを
見つけることができました。
よりユニークなウェディングや旅行を日本の皆様にご提供できたらと思っております。
フローレンスタウン創設者(ルーカ(右)&ウルバノ(左))
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フローレンスタウンのブロシュアー
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ルーカと一緒にFour Seasonsホテルで部屋の説明を受けているところ
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