Sep 06 2020
[ ウェディングストーリーフォト ] まずはテーマを決めよう
こんにちは、昨日、ウェディングストーリーフォトの概要をご紹介させていただきましたが、今日はその魅力を少しずつ紐解いていきたいと思います。ウェディングストーリーフォトはお二人のウェディングのテーマ決めから始まります。
「シンデレラみたいに!」「ワインを感じるウェディング」なんて言うのも良いかもしれませんし、そういった具体的なテーマがなければ、シーズンなどを取り入れるのも手です。例えば、「春の・・・」「秋の・・・」みたいな、まずはそこを取っ掛かりに、春って言ったらなんだ?秋って言ったらなんだ?みたいな感じで考えるとテーマにたどり着くことも!今回は例を出して説明した方がわかりやすいと思うので、昨年の8月にインスピレーションフォトで撮影したお写真を使いながら、お話しますね。※インスピレーションフォトとは、ウェディングプロフェッショナルが集い、将来の新郎新婦の方々にインスピレーションを与えられるようなウェディング写真を撮ります。
こちらは昨年の8月下旬のイタリアでの撮影だったので、テーマはこれから来るシーズンを先取りしたテーマ「秋のウェディング」にしました。そして私たちの本拠があるトスカーナ州(州都フィレンツェ)での撮影を意識し、まずはラスティック感を大切にしたいと。それも、ただ田舎感が出るラスティックではなく、洗練されたラスティック、エレガンさを追求できるよう、テーマは「エレガント・ラスティック 秋のウェディング」と決めました。このときの撮影はPR目的だったので、このような抽象的なテーマになりましたが、もっとご自身たちの趣味を追求してしまっても良いと思います。
テーマが決まると、次はテーマカラーです。テーマカラーも決めるの?と思われた方もいらっしゃると思います。もちろんテーマカラーは決めなくても、撮影はできます。ただ、テーマカラーを決めるとコーディネーションに統一感が生まれてきますし、迷ったときの指針にもなります。例えば、単純に「この小物いる?いらない??」の選択肢でも具体的なテーマカラーがあると決断しやすいですよね。
テーマカラーは大体3色くらいがメインになるカラーで、それ以外に繋ぎの色を2色くらい用意しておくと良いと思います。繋ぎの色はいわゆるあまり主張の強くない色です。このエレガント・ラスティック 秋のウェディングのときのテーマカラーは以下の通りでした。
<メインカラー>
・ゴールド
・ボルドー
・グレイパープル
<繋ぎカラー>
・淡いグレー
・渋めのグリーン
ドレスを選ぶ時点でテーマカラーを参考にする方もいらっしゃると思いますが、ドレスが決まってから、必然とテーマカラーが決まる方もいらっしゃいますね。
テーマやテーマカラーが決まらない方は、こういうツールを利用するのもいいかもしれません。自分の好きだなと思う写真をアップロードすると、その写真で使われているメインの色を割り出してくれるのです。ポイントをどこに置くかによっても変わるのですが、この花の色が素敵!このリボンの色が素敵!とやっていくと、自分の好きなカラーが見つかることも。いくつかの写真でカラーを割り出したら、共通で使われている色域を出すと良いかもしれませんね。
https://colorkitty.com/
自分ならこんなテーマにするかな、こんな色を使いたいな!って、まずは考えてみるだけでも楽しいかもしれませんよ!
テーマがある程度絞られてくると、ロケーションも自ずと絞られてきます。もちろんロケーションあり気の方もいるかもしれません。次はロケーションをどう決める?について、お話したいと思います。