Dec 13 2017

イギリス王家の結婚式マストアイテム:ギンバイカ

こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。

最近は、キャサリン妃の第3子ご懐妊から、ヘンリー王子の婚約と、何かと話題溢れるイギリスのロイヤルファミリーですが、本日はこちらイギリス王家の結婚式に纏わるアイテムの1つを取り上げてみたいと思います。

世紀のロイヤルウェディング (21世紀のですよ!) から早6年半も経ちましたが、英国王室での結婚式において、伝統的にそして絶対的に(!)花嫁のブーケに使われる植物ギンバイカについての記事を最近目にしました。

ELLE Japonの記事から

その所以たるものをは記事でお読み頂いて、今回はこのギンバイカ(銀梅花)に注目してみます。
正直、日本語名で聞いても全くピーンとこない植物なのですが、イタリアに住み始めてからこのギンバイカがとても多くのものに利用されていることを実感しました。実際、日本でもメジャーアイテムなのでしょうか…?

まずこのギンバイカ、私が住むここイタリアでは、ミルト(Mirto)と呼ばれるハーブの一種です。シチリア島やサルデーニャ島など地中海沿岸に多く生息する低木植物で、この地域では古くから様々に活用されているそう。

葉の部分は、ユーカリに似た香りがあり、香水や石鹸の香料としても頻繁に使われています。

ほかに葉の部分を肉料理の臭み消しとして、実の部分はサルデーニャ島では食後酒のミルト酒として家庭で今でも作られています。実際飲んでみると、胃の中に入った食べ物がスーッと上手く落ちていく実感があります。香もやはりミントのようなユーカリのような爽やかさがあります。
この爽やかな香が呼吸疾患の症状を和らげることもあるようです。

英国王室のブーケから、だいぶ遠くまで来てしまいましたが、このようにハーブをふんだんに使ったブーケのリクエストを昨今多く頂いております。

ガーデンウェディングはもちろんのこと、市街やお城でもマッチングするグーリンがとても目を引きますよね。

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