Dec 24 2008

憧れのコルシーニ宮殿でのウェディング

こんにちは。海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
私がフィレンツェに来て、まもなくの頃、
いつものメンバーとアペリティーボ(アペリティフ=食前酒)をするため
アルノ川沿いを歩いていたところ、大きな門構えの館の前を通りました。
中をふと見るとキャンドルがドアまでのアプローチを作っていて、なんとも幻想的。そして前方からは色鮮やかなドレスを纏ったまさに紳士淑女と呼べるような人たちが
談笑しながら、その門の中に吸い込まれるように入っていくのを見たときは、
何だか夢を見ているような、そんな気分になったくらいでした。
しばらくして、新郎新婦が到着。先ほどのゲストは2階のバルコニーから
二人の登場を迎えて、さながら映画のワンシーンのようで、
急かす友人たちを尻目にその宮殿を見入ってしまったほどです。
フィレンツェに在住の人なら誰もが知っているほど、名が知れたコルシーニ宮殿に
初めて出会ったのがその日でした。
よくよく注意して見ていると、コルシーニ宮殿は日本の雑誌の撮影場所などに
使われたりして、意外にフィレンツェ特集では出てくる宮殿ではありますが、
やはり写真と実際のダイナミックさ、そして雰囲気は大きく違います。
何よりアルノ川対岸から撮影しても十分に余りうるその宮殿の大きさに
一つの建物だということを最初は信じられないくらいです。
ファッション業界のパーティや故ダイアナ妃、ヒラリー・クリントンのパーティなども
催された場所として有名です。
そのため、地元フィレンツェの人にとっても高嶺の花のコルシーニ宮殿。
そのコルシーニ宮殿で、日本人のウェディングも可能なように交渉してくれたのが、
フィレンツェのローカルコーディネーターです。
もちろんコルシーニ宮殿自体、とても大きいので、大人数のパーティでないと
少々寂しい感もありますが、門戸が開いたことはとても大きな意味があると
私は思っております。
いつの日かその場所でウェディングをコーディネートする日を夢に見ております。

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