Nov 27 2013

ヨーロッパの車窓より Vol.1 ~列車で国境越え~

こんにちは、ヨーロッパウェディングプランナーの安田です。
今年もウェディングのアテンドでヨーロッパ各地に出張に行って
まいりましたが、最近は空路移動よりも列車での移動が多かった
こともあり、この鉄道移動でのエピソードや車窓からの風景などを
今日から3回に分けてシリーズでお届けしたいと思います。
私の住むミラノが位置する北イタリアは、お隣の4か国と国境を
接していて、場所によっては陸路での移動の方が便利だったり
することもあります。
その代表例の1つが、スイスの国際都市ジュネーヴです。
意外なことに、ミラノからジュネーヴって飛行機の直行便が
飛んでいないのです!
国境越えの列車の旅は約4時間かかりますが、空港まで移動して
どこかの都市で乗り換えて、また空路移動するよりも駅→駅の方が
結果的には早かったりします。
さあ、ミラノ中央駅からスイス国鉄に乗っていざ出発です!
euro-train-01
こちらはユーロシティというヨーロッパ内の都市間を結ぶ特急列車…
車内はご覧の通りにキレイです。
euro-train-03
そして、列車に乗り込むと、すぐにスイス国鉄の特徴に気づかれる
ことでしょう。
そう、車内の表示や車内アナウンスが4ヵ国語つかわれているのです。
例えば、これは座席の窓側を示す単語・・・上から、イタリア語、ドイツ語、
フランス語、英語です。
euro-train-02
これはなぜかというと、スイスでは公用語が4言語あり、使用比率順に
ドイツ語、フランス語、イタリア語、そしてロマンシュ語になります。
4つ目のロマンシュ語は、使用人口も全体の0.5%と少数なため、
海外からの旅行者にも分かりやすいように英語の表記を入れている
という訳です。
さあ、いよいよイタリア側の国境駅「ドモドッソラ」に到着しました。
ここには、プラットフォームに税関窓口もあります。
euro-train-04
看板には「イタリア税関・タックスフリー」と書いてあります。
というのも、スイスはEU加盟国ではないので、旅行者がこの先
EU加盟国を通過せずにEU圏外に帰国する場合には、
イタリアでの免税手続きをここでする必要があるためです。
そして、車内にはイタリアの財務警察員が警察犬と一緒に乗り込んできて、
違法な荷物や薬物などが運ばれていないかのチェックをします。
空港で言うところの「税関検査」にあたります。
euro-train-05
実際に身分証明書の提示を求められ尋問されている人や、
棚の荷物を開けさせられている人もいました!
(興味津々で隠し撮りしちゃいました・・・笑)
euro-train-06
そして、次の駅であるスイス側の国境駅「ブリーク」に到着すると
彼らは警察犬と一緒に降りていき、代わりに今度はスイスの
財務警察員が乗り込んできて同じようにパトロールを始めます。
制服が違うのが分かりますよね。
euro-train-07
ちなみに、一般の旅行者は特にパスポートコントロールなどはなく、
普通に切符を持っているかどうかの検札のみでした。
明日は、車窓からの景色についてご紹介します。
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