Nov 28 2013
ヨーロッパの車窓より Vol.2 ~湖畔沿いの旅~
こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
昨日は、ヨーロッパの鉄道の旅で、主に車内の様子などについて
書かせて頂きましたが、鉄道の旅の醍醐味といえば、なんといっても
車窓からの景色につきると思います。
今日は、今回のミラノ→ジュネーヴ間の車窓からの景色について
ご紹介させて頂きます。
この路線は、ミラノを発って1時間もすると、イタリアで2番目に大きな
マッジョーレ湖の西岸沿いを走り、国境を越えたあとは、シンプロン峠の
下に横たわるトンネルを通過して、スイスの山々を眺めながらしばらく
行くと、今度はスイスを代表するレマン湖畔の北岸沿いを走って行く
という、バラエティに富んだ風景が楽しめて、まったく厭きることが
ありません。
私も思わずカメラのシャッターを切り、たくさんの写真を撮りました。
ただ、そこは走る電車の車窓越しの写真・・・腕も素人ですので、
あまり上手には撮れていませんから、ご容赦ください(笑)
まずは、マッジョーレ湖の対岸に聳えるボッロメオ城砦です。
少しすると「ストレーザ」という、ボッロメオ諸島巡りの玄関口となる駅に
停車しますが、そこを出発してすぐに見えてくるのが、そのボッロメオ諸島で
一番有名な“ベッラ島”(イゾラ・ベッラ=美しい島)です。
島の大半を占めるのは、17世紀に築かれたボッロメオ宮殿と美しい
階段上のバロック式庭園で、内部は一般公開されています。
その隣にあるのが、“ペスカトーレ島”(=漁師の島)です。
ここにもボートで立ち寄ることができます。
段々と山並みが間近に近づいてきて、国境駅を越えると、全長約20kmの
シンプロン・トンネルを通過します。
このトンネルは、アルプス越えのためにナポレオンが拡張したと言われている
標高2005mのシンプロン峠の下に、1906年に開通された歴史ある
トンネルです。
そして、トンネルを抜けると、車窓からの景色もまた一段とスイスっぽく
なってきます!
やがて、スイスとフランス国境に横たわる三日月形のレマン湖が見えてきます。
モントルーの手前には、イギリスの詩人バイロンの詩『シヨンの囚人』の舞台
となった、12世紀のシヨン城が湖上に突き出すように佇んでいます。
この路線は、本当に湖畔すれすれを走るので、ご覧のような構図で撮影も
可能です。(ちょっと傾いていますが・・・苦笑)
そして、湖畔の避暑地としても有名な「モントルー」、「ローザンヌ」に停車し、
いよいよ終点のジュネーヴです。
途中、雲行きが怪しかったので、目的地のお天気が心配だったのですが、
到着したジュネーヴでは青空が出ていました。
車窓からも遠目に拝めたのですが、こちらがジュネーヴのシンボルとなっている
大噴水=ジェ・ドー(高さ140m)です。
これだけ車窓からの景色が変化に富んでいると、復路も退屈することなく、
4時間の列車の旅もあっという間に終着駅に到着します。
最後のおまけショットは、夕暮れ時の幻想的なマッジョーレ湖です。
明日は、ミラノ→ニースの列車の旅についてご紹介しますね。
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