May 04 2014

ミラノ街角便り ~マロニエの季節~

こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
毎年この季節になると、ヨーロッパのあちこちで目にするのがマロニエの花です。
私が15年前にツアーコンダクターをしていた頃、ご年配のお客様に、日本語名で
「西洋トチノキ」のことです・・・というと、「ああ、栃餅のあれね。。。」といった
反応が返ってくることが多かったのを覚えています。
Tree4
Tree5
ヨーロッパでは、街路樹や広場でよく見かけますが、トチノキ科の落葉高木で、
成長すると30m前後に達するのですが、先日近くの公園ではまだ若木の
小さなものも見かけ、それでも立派な花をつけていたのに驚きました。
Tree8
マロニエ(Marronnier)という名前はフランス語から来ているのですが、英語名は
ホース・チェスナッツ(Horse-chestnut)で、この直訳で馬栗と呼ばれることも
あるらしく、どうやらクリの仲間であるという誤解と、馬の胸部疾患の治療に
用いられたことに由来するようです。
実際、栃(橡)の実は栗の実にそっくりで、あく抜きして澱粉を採り、栃餅や栃粥など
作られているそうです。
ちょうど今が満開の時期で、白やピンクの円錐状の花が特徴的なのですが、
冒頭のエピソードからも、この花が咲き始めると、当時ヨーロッパ中をアテンド
していた頃のことを思い出します。
Tree6
Tree7
余談ですが、オランダのアムステルダムにある観光名所「アンネ・フランクの家」
(現博物館)の裏庭にもこのマロニエの木があるのですが、『アンネの日記』の中で、
アンネは2年1ヶ月の隠れ家生活の中で、屋根裏の窓から見えたマロニエの木の
葉や花を見ることで、自然を感じ、平和への憧れを抱き続けたと言及されていて、
オランダでは「アンネの木」とも呼ばれているそうです。
ブログランキングというのに参加してみました。
楽しんで頂けたら、是非クリックをお願いします ↓↓↓

br_decobanner_20091028185104

le Maestro(ル・マエストロ)の
オフィシャルホームページはこちら↓↓↓
ウェディングに関するお問い合わせはこちらからお願い致します。
site2

© 2005-2024 le Maestro. All Rights Reserved.

本サイト及び弊社ブログに掲載されているお写真及び著作物は全てにおいて無断での引用・転載をお断りしております。必ず弊社にお問い合わせ下さいませ。