Mar 12 2019
幻の島?!モンテクリスト島上陸への道 Vol.3
そしていよいよ2018年。
お客様も今年こそは島への上陸を実現しようと、なるべく夏季の入島可能期間中は動かせない仕事を入れず、数日以外は予定を空けておくほどの万全の体制を整え、許可を待つこと5月も下旬。
なんとこの日だけは予定を動かせない・・・と事前におっしゃっていた、まさにその2日後の入島許可が下りました。モンテクリスト島へ行くには、最低でも1日前にはトスカーナのハーバーを出発しなければならず、今年も断念せざるをえないかな…、と諦めムードに入っていらっしゃったのですが、外せない仕事を日中に終え、日本発深夜便に乗れば間に合うのではないかと、私どもからご提案しました。
出発日の翌朝、イタリアのフィレンツェに到着後、すぐにハーバーに向かうというハードスケジュールになったのですが、そもそも毎年上陸許可が出る保証もなく、そして仮に許可が出ても、その日が外せないお仕事と重ならないとも限らないことから、多少無理をしてでも今年の上陸を目指そうと決断されました!
上陸許可がおり、渡伊が決定すると、一気にモンテクリスト島への上陸が現実味を帯びてきました。
島へのアクセスに公の交通手段は存在しません。唯一許可が出るのは、クルーズ船。クルーズときくと豪華客船のように聞こえますが・・・、そこはやはりモンテクリスト島。船の大きさも制限され、一度に乗船できる人数なども細かく規定されています。今回は、許可が下りてから準備期間が1ヶ月強と短かったのと、日本からの強行スケジュールもあり、同行者などを募ることもなく、奥様とお二人での貸切クルーズに決定されました。ヨットでのセーリング経験がある方でしたが、船上でのコミュニケーションや無人島への上陸の段取りの心配に加え、同じ小説の舞台となったエルバ島などに詳しいガイドがいれば心強いという理由から、私どもが手配した日本人ガイドが、モンテクリスト島への旅に同行することになりました。
いよいよ、あの島への上陸が叶う時が迫ります!