Mar 13 2019
幻の島?!いよいよモンテクリスト島上陸 Vol.4
いよいよ、モンテクリストを目指すテイラーメイドの旅記事。最終回を迎えました。
貸切クルーズと言っても、自由に目的地からあっと言う間にモンテクリスト島へ入れる訳ではなく、実際は近隣の僅か40km離れたエルバ島からでも片道4時間の航路です。上陸を許された日の終日をフルに楽しめるように、前日にエルバ島まで向かい、その日はエルバ島に停泊。そして翌朝、モンテクリスト島を目指します。
上陸当日の朝一番にエルバ島を出港し、正午には夢にまで見たモンテクリスト島への上陸を果たしました。ヨーロッパには美しいビーチが多く存在しますが、やはり自然保護区というだけあって、水の透明度は他に類を見ないほどです。
島内には大自然が広がり、野生動物を間近で見ることができたり、本当に美しい絶景を楽しめたりします。島はイタリアの森林警察の管理下にあり、週ごとに2名体制で警備されています。警備員も全国から派遣されているので、モンテクリスト島に上陸するのが初めての警備員も多いとか。上陸後はこの警備隊同行のもと、島内の一部を散策することが出来るのですが、自由勝手に歩き回ることや、海に入ることは許されていません。今回お客様が上陸した際の警備員は、日本からの訪問ということに「まさか日本人がわざわざここを訪れるとは!どうやって許可を取ったの?」と何度も驚きの声を上げたとのことでした。
そして、この長い長い準備期間を経て、ついに長年の夢であったモンテクリスト島に上陸したお客様の感動もひとしおで、帰国前に興奮冷めやらぬままフィレンツェに立ち寄られた際に、ご報告会としてお食事にご招待いただきました。その際、今回のプランの段階からの苦労話をお話しする機会をいただけたのも、私にとっては忘れがたい思い出です。
こうして約2年に及ぶ、モンテクリスト島上陸計画は、2018年の初夏に実現しました。クライマックスのモンテクリスト島上陸が実現したものの、お客様の「モンテクリスト伯」の舞台を巡る旅はまだまだ続きそうです。
テイラーメイド旅行のモデルケースともいえる今回の旅行アレンジについて、お客様からもお写真のほか、エピソードの公開もご快諾頂きました。
今回のアレンジでは、私どもも沢山の経験と勉強をさせて頂いた上に、お客様からこのように喜んで頂けたことや、強い思い入れのあるイベントに関わらせて頂けたことは、旅行会社冥利に尽きるといっても過言ではありません。