Dec 11 2012
ロワールのお城 Vol.2~鏡のお城
こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
今日は引き続き、ロワールのお城のご紹介です。
ロワール河の支流の一つである、アンドル川の中州にそびえる建物は、
もともとは16世紀前半、当時の皇帝フランソワ1世の時代に、投資家の
一人であった富豪貴族ジル・ベルトゥロが、自らの封建領地のために
建設したお城ですが、王から横領を疑われて没収され、その後、度々の
城主の交代と共に改装・修理工事が実施されました。
18世紀に行われた大工事では、中世の名残部分が取り壊され、
ロマンティックなイギリス式庭園が加えられました。
そして、20世紀の初めに、フランス政府が城を購入した際に、内装が
完全に一新され、ルネッサンス期のコレクションが展示されるようになり、
現在は一般公開されています。
歴史建造物に指定されているこのお城は、初期のフランス・ルネッサンス
様式の城の洗練されたスタイルを代表する建物として、世界遺産のリスト
にも名を連ねています。
豊かな緑に囲まれてアンドル川に浮かぶこのお城は、優雅なファサードを
水面に映し出し、一枚の絵画のように美しく、まさに「鏡に映るよう」です。
小ぢんまりとしているものの、その華麗な姿から、かの文豪バルザックは、
この城を「アンドルにきらめくダイヤモンド」とか、「ロワールの真珠」と
表現したそうです。
こちらのお城では、閉館後のガーデンウェディングを行うことができ、
雨天の場合には、お城内の一室でセレモニーを行えます。
また、敷地内には、現在は使われていない小さなチャペルがあり、
こちらをデコレーションして、結婚式をすることもできます。
城内に宿泊施設はありませんが、すぐ目の前に城下町が拡がっているので、
町のホテルに宿泊して支度をし、歩いてお城へと向かえます。
街中はおしゃれなカフェやレストラン、お土産物やさんで賑わっているので、
列席者の方がいても各々で楽しんでもらえそうですね。
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