Sep 10 2020
[ ウェディングストーリーフォト ] ペーパーアイテムにこだわろう!
こんにちは、連載でお送りしております「ウェディングストーリーフォト」。今日は最終回となりまして、ペーパーアイテムについてお話したいと思います。
日本では結婚式の招待状を封書で送る方も多いと思いますが、一方、二次会などではメールやLINEなどもパーティの出席確認に一役買っている部分があるかもしれません。実際、欧米でも郵便での招待状は年々減っており、実際はメールやSMSでの連絡が増えています。日常生活ではさらに手紙離れは顕著になってきていますよね。だからこそ、ウェディングのときくらい、正式な美しい招待状を残せたら・・・という方も多いのでは。コーディネートの一貫でペーパーアイテムにこだわり、そしてそれを写真に残す、そんなカルチャーが欧米で流行っています。
現実的な話、招待状はお洒落にしたいけれど、日本語のフォントではなかなかバランスが取りにくい・・・横文字表記で書きたいけれど、そんなものを送ったら、みんなびっくりしちゃう(笑)ここは思い切って、撮影用の招待状を用意するのもいいかもしれません。
もちろん、ウェディングストーリーフォトの一貫で、テーマに合わせると良いですよね。おなじみの「エレガント・ラスティック・秋のウェディング」の撮影では薄いグレーのペーパーに統一しました。 あえてテーマメインカラーにしなかったことで、メインカラーが撮影中にいきてきます。
ペーパーアイテムは招待状だけではなく、メニューなども揃えます。
シーリングなどもお洒落感を増すアイテム。こういうところにメインテーマカラーを持ってきます。
切手までこだわって用意するカップルもいるんです。
ウェディングストーリーフォトのアイテムは、実際は結婚式当日や披露宴当日で使うものでなくても良いのです。デコレーションも披露宴の全てのテーブルに用意できたら良いけれど、現実問題、物理的な数や予算等、実現しにくい部分もありますよね。でも撮影であれば、二人のためだけのテーブルセッティングで良いし、ご自身の好みをふんだんに盛り込んでしまっていいのですよね。
連載してきました「ウェディングストーリーフォト」。これは長年ウェディングプランナーをしてきた私たちだからこそ、ご提案したい撮影です。
ウェディングは当日はもちろん一番大切な日です。ただウェディングプランナーとしましては、その日に至るまでの時間も大切にしてほしいな・・・と思っています。ウェディングの準備中には様々な想いがあると思います。お相手への想いやご両親への想い、さらには、ウェディングで纏うドレスへの想い、そういったものを少しずつ撮影に取り入れ、さらにはウェディングを準備しているそのトキメキやわくわく感を一つの物語として撮影に残す、それが「ウェディングストーリーフォト」なのです。
コロナ禍の今、結婚式がいつできるか不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。改めて、こういった想いを込めたアイテムを今集め、来たるときには、その想いを持って、ヨーロッパでウェディングストーリーフォトを撮影しにいらっしゃいませんか?