Mar 11 2019
幻の島?!モンテクリスト島上陸への道 Vol.2
いざ、モンテクリスト島へのアクセスを確認するために、文字通り「各方面」へ問合せをしました。
まずは身近な人からのヒアリング。近所の人が夏場エルバ島でバカンスを過ごすと言えば、その方に。
インターネットも駆使し、日本語はもちろん英語のサイト、そしてイタリア語のサイトまで隅から隅まで検索し、モンテクリストと書いてあるブログを読み漁り、このモンテクリスト島がどのように管理されているかなど、やっと入口と言える情報にたどり着きました。モンテクリスト島が属する市役所へはもちろん、国の自然保護区の管轄組織への電話、メールとあらゆる手段を講じましたが、ヨーロッパでよくある(あって欲しくないものですが)、たらい回しが続きました。
やっと掴むことのできた情報は、モンテクリスト島は自然保護区になっていて、島への上陸人数が厳格に管理されており、年間に上陸できるのはたった1000人…!
しかもそれは毎年期間限定の応募制で、第一優先に権利を与えられるのは学術研究者、次に学生。それ以外の一般人に割り当てられる枠は、ごくごく僅かとのこと。上陸許可の応募は毎年1月頃の期限までに所定の手続きが必要で、実際に可否が出るのは4月以降…!!
日程の希望は出せるものの、前述の通り一般人は優先順位が低いため、最後に可否の通知があり、希望日に上陸許可が下りるのは、きわめて稀とのこと…。
さらに入島できる期間も非常に限られており、夏季のたった数ヶ月間、1日一組(小船1隻)で、最大人数も決まっているとなると、入島許可が得られれば相当ラッキーなのです。2017年1月になんとかツテを駆使して応募し、5月中旬に入島許可が下りたものの、すでにご本人に外せない出張が入ってしまっていたとのことで、泣く泣く諦められました。
実際に入島許可が出たとしても、上陸できる日まで2ヶ月もない場合、遠い国から旅行する日本人には、休暇取得の問題や旅行計画など、さらにハードルが高くなります。このプロジェクトはやむを得ず、2018年へと持ち越されたのです。