Jan 20 2009
ギリシャサントリーニ挙式 ベストカップルズ 続き
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林です。
昨日の続きをお話したいと思います。
お二人にトータルコーディネートなしのウェディングについて、お二人から快諾を頂き、
2008年10月の挙式に向けて、着々と準備が進みます。
今回の挙式の一つのこだわり。
それはドレスを挙式の当日まで新郎に見せないということ。
欧米では、結婚式前に新郎がドレスを見ることは’アンラッキー’と信じられ、
挙式会場へは新婦と新婦の介添え(例えばお父様やブライズメイド)で向かいます。
前回のブログでも書いた通り、サントリーニのホテルは全て崖に張り付くように
建てられているため、会場にさほど奥行きがないのが特徴です。
そのため、いわゆるバージンロードの距離が取れないのがネックです。
そこでDelfini Villaであれば、宿泊の部屋から距離があり、
ちょうど新婦と新婦のお父様が歩いてくるところが、
待っているテラスの新郎やゲストによく見えるのです。
そう、公道をバージンロードに見立てることにしました。
公道と言っても、散歩道のような車も通れない細い道。
また昨年の工事によって、白の大理石を使い、とってもきれいになっていますし
左手にはエーゲ海、そして、その歩く道の先には新郎の待つテラスが・・・。
このご提案をしたとき、新婦はとっても喜んで下さいました。
ブーケはナチュラル志向の新婦のご希望通り、藁を使った野の花を集めたようなブーケ。
シェリーは写真を送ると、早速フローリストに問い合わせ、
過去に彼女が藁を使ったブーケを作ったこともあるので、心配しないで・・・と。
会場のお花はバスケットに入れたお花とテラスには花びらを撒こうと。
花びらの色は前日床の色を見て決めることになりました。
キャンドルはDelfini Villaのレナのご好意で、トーチごと用意してくれました。
シャンパンとイチゴは私たち(シェリーと私)からのサプライズ。
入場の曲も大好きな曲とのことで、ノッティングヒルズの恋人で使われたSheに決定しました。
誓いの言葉はご両親もわかるように日本語で。
司式者も非常にたどたどしいですが、日本語で挑戦してくれると約束してくださったし、
事前にお二人にも誓いの言葉の内容を送っておいましたので、全て準備万端です。
前日、サントリーニに無事着かれたお二人はシェリーとレナと4人でお部屋で打ち合わせ。
全て細かいことは箇条書きで確認書を作ったので、シェリーは全てそれをお二人と
確認していきます。
また当日の会場となるDelfini Villaに向かい、当日の椅子をどうするか、
床の色をチェックし、花びらはピンクにと。
お二人の立ち居地なども細かくチェックしました。
あとは当日の天候を祈るのみ・・・。
当日は素晴らしい天気に恵まれ、
新婦はホテルでご両親のお手伝いで、支度を整えます。
新郎は新郎のご両親のお部屋を借りて、準備を整えます。
新郎以下皆さんテラスに集まりました。
新婦はお父様と一緒に会場へ向かいます。
司式者・スタファノが日本語で挙式を開始、二人は日本語で誓いの言葉を交わしました。
公道に面しているテラスなので、たくさんのギャラリーが集まってきて、二人を見守ります。
指輪の交換の後、ステファノが結婚を宣言して、お二人は誓いのキス。
フラワーシャワーで祝福されます。
その後、皆さんでシャンパンで乾杯。お二人は持参した日本からのお土産のうちわを
外国人スタッフにプレゼントしてくれました。外国人スタッフはものめずらしさに大喜び。
そしてフォトツアーでイアの街中をご家族と一緒に回ります。
今まで私と一緒に何度も仕事をしたことがあるカメラマンですから、
日本人の好きなポイントなどは全て抑えてあります。
フォトツアーの後は地元のタベルナ(食堂のようなレストラン)でお食事をしました。
10月とは思えないほど、素晴らしい天気とこれまた素晴らしい夕日にただただ感動だったとか。
以下、お客様のメールを抜粋です。
サントリーニは本当に素敵で、両親も大喜びでした!
到着したら、シェリーさんもとってもやさしくて、
すぐ、会場でレナさんも含めて打ち合わせをして、
その後お部屋に連れて行ってもらって打ち合わせをしました。
レナさんもとってもとっても歓迎してくださって、いたれりつくせりでした☆☆
さて、いざ結婚式!
会場もとっても素敵に飾ってくださってたんです!
会場についたら、Sheが流れて☆
誓いの言葉のところで感極まって涙、です。
ないと思ってた、シャンパン、ありがとうございます!
イチゴも用意してくださってたんです!
もうとってもとってもロマンティックな式でした☆
フォトツアーではみなさんにお祝いして頂いて、
最後はキレイな夕日、一生忘れません!!
学校で習っただけの英語で聞き取りあってるかわからないんですけど、、、
シェリーさんの結婚記念日も10月7日だそうで、「1年後あなた達のことを思い出すね」って!
司式者のステファノさんもすごくお祝いしてくれて、「泣いた人は初めて」とかって言ってたような…?
もう本当に皆さん良い人ばっかりで、大感激!
お部屋に戻ると、果物やお花が素敵に飾ってあってまたまた感動☆
とにかく、ロマンチックウェディング、一生忘れません!
本当にありがとうございました。
こんな素敵なお仕事をされてて、うらやましい限りです☆
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お父様と一緒に会場へ向かいます。
ギリシャの祝福、熱い抱擁!(by レナ)
うちわのプレゼントにスタッフ大感激!!
素晴らしい夕日とイアの街並みを背景に・・・