Feb 29 2012
母の愛情こもったウェディングドレスでのフォトツアー
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
先月、昨年の3月のお客様から新年のご挨拶及び年賀状の添付のメールを頂戴しました。
このカップルはあの東日本を襲った地震の直後に日本を飛び立ち、
フィレンツェでフォトツアーを行った、とても私にとっても一際忘れられないカップルです。
そのメールの中に、フィレンツェのフォトツアーの写真をご覧になって、
ご新婦のお母様がとても喜んで下さった・・・との一文を拝見し、
思わず目頭が熱くなってしまいました・・・。
実はこのご新婦はお母様の手作りのウェディングドレスをお召しになっての
フィレンツェの撮影だったのです。お姉様が着たウェディングドレスなので、
少し古くなっているのですよ・・・と予めお話を伺っていましたが、
当日は全くデザインや生地もその古さを感じさせない、素晴らしいものでした。
そして、全く手作りとは思えないほどの出来映えで、びっくりしたのを覚えています。
まさにお金では買えない、素敵な家族の歴史が詰まったウェディングドレス。
この日の3月は3月かと思うほど、温かい日差しに恵まれ、
始終コートやショールなどが一切必要とされませんでした。
さすが古都フィレンツェ、クラシカルなドレスのラインが本当に映えます。
お二人がドゥオモに着くと、そこに集まっていた観光客や地元の人が
大喝采を送り、さながら映画の主人公のよう・・・。
そして、ここでお母様のドレスへの一工夫が最大限に活かされたのです。
その一工夫とは・・・。
ドレスの裾がきれいに広がるよう、裾の内側にバランスよく5円玉を縫い付けて、
裏地をかぶせたのです。もちろん外からも中からもその5円玉は見えません。
でもこの5円玉が重しになって、私たちアテンドが裾を直さなくても、
きれいに広がったまま歩くことができるわけです。
大喝采を受けたお二人がまさにドゥオモを後にするとき、
この裾を直すこともなく、優雅に立ち去るお二人の姿は
まさにロイヤルウェディングの一こまのようでした。
『いやー、緊張しましたよ!』とお二人はおっしゃっていましたが、
このドレスの効果は後のパラッツォベッキオなどの撮影でも発揮し、
本当に素敵なお写真が撮れました。
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