Sep 24 2014
水の都・ヴェネツィア散策 Vol.2
こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
昨日は、サンタルチア駅から水上バスに乗り、逆S字型の大運河から
見える景色を中心にご紹介をしましたが、今日はサンマルコ広場に
到着してからについてです。
よくヴェネツィアでの過ごし方について書かれているサイトを見ると、
大運河の中間地点のリアルト橋で降りて、そこからサンマルコ広場
に向かって歩く方法を勧めているものが多いようですが、これには
ちょっと反対意見です。
まず、ヴェネツィアが初めての方が、土地勘や方向感覚もなく
いきなり迷路のような道を歩き始めるのは難易度が高いです。
次に、水上バスは一回券の場合でも60分有効なので、短い距離で
降りてしまうのは勿体ないですし(笑)、何よりの理由としては、
サンマルコ広場へのアクセスは、昨日の写真にもあったように、
海上から見るのがベストだからです。
サンマルコ広場の入口には2本の円柱が立っていて、その上には
ヴェネツィアのシンボル=翼を持ったライオン(獅子)で現される
聖マルコ像と聖マルコがヴェネツィアの守護聖人になるまでは
守護聖人だったという聖テオドロ像があります。
写真は広場側から撮っていますが、ここがヴェネツィアの街への
玄関口になっています。
この2本の円柱の間で、その昔、公開処刑が行われていたということで、
地元ヴェネツィアの人たちは、この間を通るのは避けるのだとか・・・
さて、広場に着いたら一番にお勧めしたいのは、高い所から360度の
パノラマを一望すること・・・高さ96.8mのサンマルコの鐘楼へは
チケットを購入し、エレベーターで一気に上がれます。
いつも観光客で長蛇の列ができていますが、ここは外せません!
展望台から街の様子を一通り眺めたら、次はサンマルコ寺院の
内部を見学しましょう。
教会内部がさほど広くないため、中に入るために常に長蛇の列が
できていますが、入場そのものは無料です。
(上のテラスと主祭壇の衝立の鑑賞は有料)
ビザンチン建築を代表する大聖堂は、その外観だけでも十分に
美しいのですが(一部外部の修復工事をしていたので、写真を
撮りませんでした)、やはり圧巻なのは、内部の壁を覆い尽くす
金箔のモザイク画、その総面積は8,000㎡以上だそうです。
そして、お時間に余裕がある方は、ぜひお隣のドゥカーレ宮殿の
内部も見学して下さい。こちらもチケット売り場で並んでいることが
多いのですが、入場料を払って見学するだけの価値はあります。
ここは共和国時代の総督邸兼政庁だった建物で、ヴェネツィアの
歴史を知る上で重要な博物館となっています。
大理石で覆いつくされ装飾が施された外観も立派で優美なのですが、
中に入ると、各部屋には美しいフレスコ画や絵画が飾られていて、
ベニスが「高貴なる共和国」と呼ばれていた時代が偲ばれる豪華さです。
頭上もお見逃しなく・・・木製の天井には見事な彫刻が施され、立派な
芸術作品として目を楽しませてくれます。
戦国時代に実際に使用された刀剣や銃などの展示品も見られますが、
内部で圧巻なのは大評議の間の広さと、そこに飾られたティントレット
が描いた「天国」の絵画です。
いよいよ有名な「ため息橋」を渡って牢獄内の見学がハイライトです。
受刑者が投獄される前に、この橋からベニスの美しい景色を見て、
最後にため息をこぼしたことからその名がついたといわれています。
宮殿と牢獄を結ぶこの「ため息橋」の写真を撮ろうと、その向かい側の
橋はいつも観光客で溢れているのですが、人込みを避けてこの橋を
撮れる穴場スポットがあります。
そこへは、サンマルコ寺院を正面にみて左側、つまりドゥカーレ宮殿と
反対側の道を真っ直ぐ進むと辿り着きます。
右に宮殿、左に牢獄なのですが、ため息橋の向こうに見えている橋の上
には、たくさんの人だかりが見えているのが分かりますか?
明日はゴンドラから見たヴェネツィアの風景をお届けします。
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