Feb 25 2012
カプリ島~青の洞窟~にチャレンジ! Vol.1
こんにちは、海外ウェディングプランナーの安田です。
前回は、カプリ島への玄関口であるナポリ空港(駅)から、
港までの便利な足=“アリブス”をご紹介させて頂きました。
今回は、その続き~いよいよカプリ島への渡り方と、そこから
青の洞窟へのアクセス方法をご案内したいと思います。
この港からは、カプリ島だけではなく、他の島(イスキア島や
プロチダ島など)やソレント行きの船も発着していますので、
まずは電光掲示板(写真参照)で、「Capri」行きを探して下さい。
さらに、カプリ島へは、SNAV、N.L.G.-linea jet、Neapolis、Caremar
の各船会社が運航していて、切符売り場の窓口も行き先別ではなく、
船会社毎になっています。掲示板の一番左に書いてあるのが会社名で、
その横は船の種類(Aliscafo/JETが高速船です)、そして、行き先と
経由地(経由する場合)が書いてあります。ちなみに、その横の数字が
船の乗り場の番号、そして、出発予定時刻が書いてあります。
船の本数は季節ごとに変わりますし、その日の天候状況などによっても
運航状況が変わるので、サイトなどの時刻表と違う場合もあります。
(ハイシーズンだと30~40分おきなど、割りと頻繁に出ています。)
所要時間は、高速船で約45~50分、料金は2011年現在で片道17ユーロ
になりますが、ここ数年は毎年1ユーロずつ値上がりしているようです。
また、時間によって、運航する船会社が違うので、切符は往復で買わない
方がいいでしょう。(帰りの分はカプリを出発する前に港で購入して下さい。)
カプリ島のマリーナグランデ港に到着したら、港の中ほどにある
モーターボート乗り場に行き、青の洞窟行きのチケットを購入します。
モーターボートの料金は、往復12ユーロ(2011年現在)ですが、こちらも
料金が少しずつ上がっているようです。
もし洞窟に入れない場合は、日本語で「入れません」の看板が出ています。
そう、青の洞窟はいつでも入れるわけではないのです!
というのも、洞窟への入り口が非常に小さくて、お天気は良くても、
風が強かったり、海が荒れていると、まず絶対にNGです。
私は以前、ツアーコンダクターをしていたので、カプリ島は何度も
訪れているのですが、その経験からも、これは“運”としか申せません。
というのも、確率が非常に低い冬場でも、たまたま入れた人もいれば、
春や夏に来ても、前回も今回もダメだった・・・という人もいます。
さらに言えば、午前中は開いていたのに、急に波が高くなって
午後から閉まってしまったり、その逆のパターンもあります。
ですので、例えばローマからの日帰りツアーなどでは、ローマを
出発する時点では、まだその日にオープンするかどうかは分からないので、
せっかくカプリまでは来ても、目的の青の洞窟に入れない場合も
多々あるようです。
さて、モーターボートですが、個人客の場合は人数が集まるのを
待って随時出発となるので、時刻表はありません。モーターボートが
マリーナグランデ港を出発したら、後は一路青の洞窟へ。
約20分ほどで洞窟前に到着します。潮風を受けて、海上からの
カプリ島の景色を楽しんで下さい!
洞窟前に到着したら、中に入る小船(よく公園の池などにあるボートを
想像して下さい)へ乗り換えます。ただ、この小船への乗り換え待ちに、
夏のハイシーズンだと、2~3時間待ちなんてこともざらにあります。
その間は、モーターボートがぐるぐると入り口の周りを移動しながら、
日陰に入ったり、炎天下に戻ったりしながら順番待ちをします。
日に焼けたくない!という方は、日焼け止めや帽子は必需品です。
また、船から船に海上で乗り換えるわけですから、動きやすい格好は
必須です。スカートやミュールなどは、危険なので避けましょう。
春や秋でも、時間帯によっては1時間ほど待つこともありますし、
もちろん、タイミングが良ければ、待ち時間なく乗り換えることができます。
ボートは、3~4人乗りで、船頭さんに指示されます。そして、乗り換えたら、
ボートの代金(8.5ユーロ)と青の洞窟入場料(4ユーロ)を払います。
(※こちらも2011年現在の料金で、年々値上がり傾向にあります。)
船上でのお金の受け渡しですので、できるなら、事前に用意しておく
方が無難です・・・お財布ごと海に落としてしまっては大変ですから!
さあ、いよいよ待ちに待った洞窟への入場です。船乗りの合図と共に、
頭を下げての洞窟入り・・・波が高めの時は、全員で小船の上で仰向けに
なって寝そべります。幅約2メートル、高さなんと1メートル(潮の干満による)
の狭い洞窟の入り口には、鎖が取り付けてあり、船頭がそれを引っ張って
一気に中に入ります。これは、波が高かったら入れないナ~と納得の入り口です。
よくまあ、こんなところを見つけたもんだと感心するのもつかの間、中に入れば、
そこは想像を遥かに超えた神秘的な世界が待っているはず・・・
中に入ってからは明日のお楽しみに!
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