Feb 11 2009
フィレンツェ近郊 ショートトリップはどこへ行く?
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
近々の日本人の旅行の仕方は変わってきましたね。
前はローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ、カプリ(順序は違いますが)
なんて1週間で行っていたのがザラでしたが、いまや一つの場所に
ゆっくりと滞在型が多いのが特徴ですね。
私ももう10年+アルファ前、それこそローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ
(さすがにカプリは入っていませんが)
と4箇所を1週間で回る旅行を経験しました。
若かったあの頃だからできたのだと、今でも本当関心します(笑)
あのときはバックパッカーでもなく、そしてもちろんさほど金銭的にも
余裕がなかったのですが(それは今でも・・・)、重いスーツケースを
引きずり、駅からあの石畳を歩き(しかも安いスーツケースで小さな
タイヤはほとんど壊れかかって)、電車で旅をしたものです。
あれはあれで、本当に楽しかったですが、今はできればゆっくりと
旅行を楽しみたいものです。
もしそんな感覚をお持ちの方にはぜひ今日からトスカーナの素敵な秘境を
ご紹介したいと思います。
まずはちょっと遠いけれど、私が一番大好きなPienzaからご紹介します。
Pienza(ピエンツァ)はフィレンツェからは車で約2時間くらいの場所にある、
列記としたユネスコ遺産に登録された小さなトスカーナの町です。
残念ながら、公の交通手段はバスと日本人がほぼ自力でたどり着くのは不可能な街。
ただ車を借りるか、たとえドライバー付きの1日旅行をしても
絶対にpayする一度は行くべき旅行先だと思います。
バスでの旅もきっと良いのでしょうが、何よりも良いのはPienzaの町だけでなく、
行く道中なのです!
あのスパゲッティのパッケージに出てきそうな糸杉とトスカーナの丘、
こんな場所がこの世に本当に存在するのかと思うほど、私は初めて行ったとき
言葉を失いました。
同じトスカーナでもこんなに違うのだな~~と思うほど。
キャンティ周辺など旅行されたことがある方もいらっしゃるとは思いますが、
あの自然はやはり別格です。
そんな道をずーっと走るPienzaへの道中は、途中決まったところで降りて
写真を撮ったり、途中で買ったパニーノをつまんだり、そんな自由な旅を
ぜひ経験してもらいたいなと思います。
Pienzaの街もどこもシャッターを切りたくなるようなかわいい街並みです。
ストリート名もVia dell’ Amore=愛の小道 なんてとってもロマンチック。
緑に広がるトスカーナの丘を見たければ、4,5月がお勧め。
ひまわり畑が見たいのであれば、6、7月がお勧めです。
そして、Pienzaのもう一つの名物はペッコリーノチーズ。
ペッコリーノは羊という意味で、羊のチーズなのです。
イタリア人はこのペッコリーノのチーズに蜂蜜やマーマレードをつけて
食べます。それが癖になるほどおいしいの!!
ぜひぜひ試してみて~。
ワイン好きにはそれこそたまらない、この辺りはワインの名産地でもあります。
トスカーナ地域の王様、ブルネッロワインをはじめとするモンタルチーノなど
本当に飲食、そして観光ともにお勧めです。
ピエンツァ近郊の古城ホテルやワイナリー、アグリツーリズモなどに滞在して、
トスカーナ料理を堪能するのも良いかもしれません。
前後にシエナやサンジミニャーノ辺りを巡りながら、送迎を頼めば、
ただの往復よりもより楽しめると思います。
まさに絵に描いたようなトスカーナの丘
真夏のトスカーナはひまわりがとっても美しい!
かわいいピエンツァの街中。普通のおうちなのにお花が咲き乱れています。
小道の名前もとってもロマンチックで愛らしい