Aug 20 2008

クロアチア ウェディングコーディネーターとの出会い 続き

こんにちは。海外ウェディングコーディネーターの林です。
先日クロアチアのウェディングコーディネーターを見つけたところまで話をしましたが、
今回はその続きです。
ヨーロッパ人の中でクロアチアが流行ってきているというのは耳にしていたものの、
やはり日本から長旅をしてまで来る価値がある国なのか、治安はどうなのか、
お客様にご紹介する上では自分で行くのが何よりだと考えて、無理やりスケジュールを詰めて、
クロアチアへの日程を調整しました。
イタリアのお隣の国とは言え、イタリア人もなかなか情報をつかんでいないので、
イタリアからの行き方を聞いたところ、なんとヴェネチアから船が出ているとのこと。
ヴェネチアは私の住むフィレンツェからたった3時間ですから、これは!と思い、
早速調べてみました。ヴェネチアからのフェリーはほぼハイシーズンは毎日運行しています。
夕方5時ごろ出発するので、私の場合ヴェネチアに滞在する必要はありません。
そして、夜9時にはクロアチアのイストラ半島に着くのです。
拍子抜けするほど近い!フェリーのコストも40ユーロ前後(2005年)と安いので、
予約をしました。
フェリー自体はほとんどゆれることもなく、これだったら船の弱い方でも十分大丈夫。
そしてクロアチア到着寸前。6月上旬だったこの時期、日没は9時近いため、真っ赤な夕日が
水平線に沈むのをフェリーの中から見ることができました。大きな副産物です。
あっという間の4時間、いよいよクロアチア上陸です。パスポートコントロールはいたってシンプル。
(陸上陸や別の箇所から上陸した場合は若干時間がかかりました-後日談)
そして待ち合わせの場所に向かいます。
私は勝手に大きな旅行代理店を想像していたので、自分のフェリーが着く場所を指定し、
遅いけれど、誰かに迎えに来てもらえませんか?と頼んでいました。
ちょっとあつかましいお願いだったけれど、ホテルなども予算を伝え、お願いしていました。
実は、彼らの手腕が見たかったのです。夜遅い時間(偶然ですが)での出迎えやホテルの予約
などスムーズに対応してもらえるのかという感じです。
そしてフェリーから降り立ち、乗客がそれぞれ散らばった頃、あちらでじっとこちらを見ている
3人組みがいるので、恐る恐る近づいて、「Jelena?」と聞くと、そうです!と。
私も「りえこです」と3人に握手をした途端、両側にいた男性二人が「なんだよ~~~っ」と
Jelenaを小突いているのです。
どうやら私の名前 RIEKO とOで終わるため、男性と勘違いしたみたいで、さらに中年の男性だと
彼女は思い込んでいた様子です。インターネットでの出会いだったし、警戒した彼女は
二人の友人についてきてもらったとのこと。4人で大笑いしてしまいました。
確かにイタリアでもメール上での返信ではMr.Riekoなんて当たり前に起こりますし、
そんなのにも慣れていましたが、まさかこんなことになるとは。
そして夕食の席で、色々お話をしていくうちに、今度は私が「ねえ、御社の社長さんって
おいくつくらいの人?」と聞いたところ、「・・・私たちが社長なの!」と。
今度は私がびっくりする番でした。

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