Jan 19 2020
城内での撮影ができる会場・ドイツ・ルートヴィヒスブルク城 城内編<新館>
こんにちは、海外ウェディングコーディネーターの林でございます。
連日ご紹介しております「ルートヴィヒスブルク城」はヨーロッパ内でも珍しく、城内での撮影が許されている希少なお城です。今回はそのお城内をこのお城の歴史と一緒にご紹介していきたいと思います。
このお城の概要は以下をご覧ください。
<新館>*2020年現在は改修のため入館できません
新館を住処としたのは、最初の城主エーバーハルト・ルートヴィヒ公爵から最後の城主フリードリヒ1世の王妃シャルロッテ・アウグスタ・マティルダに至るまで、約100年の間、それぞれの城主の好みによって新館は改装を余儀なくされてきました。ルートヴィヒ公は1721年に旧館や東ウィング、西ウィングだけでは狭いということで、自分の住まいを広げるためにも、新館の工事の計画が持ち上がります。実際の工事は1724年から33年までかかったのですが、城主のルートヴィヒ公は1733年に崩御してしまいます。新館のロイヤルルームに続く階段は城内の中でも目をみはるほど美しいです。
その後、カール・アレキサンダー公爵の手に渡り、そのときに同時に一時都だったルートヴィヒスブルクからシュトゥットガルトへ再度遷都されます。そのままこのお城はその息子カール・オイゲン公爵に受け継がれ、シュトゥットガルトに新しい宮殿を建設することになりますが、カール・オイゲン公はこの新館を夏の離宮と決め、自室を新館に設けました。フランスの建築家に依頼し、遊び心の多いロココ調でまとめられています。
続いて、ヴュルテンベルク王国の初代国王のフリードリヒ1世の手にこのお城が渡ると、この新館の西側すべてを新しい自室にし、エレガントなクラシックスタイルの装飾を好んで使い、改装しました。
またフリードリヒ1世の妃シャルロッテは新館の東側に住み、3部屋を除いて、すべての部屋はオリジナルの建築バロック式スタイルのままです。彼女がこのルートヴィヒスブルク城の最後の城主となります。
また、フリードリヒ1世国王はレセプションやダイニングホールとしての役目を果たす大理石の間をバロック式の儀式の部屋を新調しました。
2020年現在、残念ながら新館は改装中で撮影が不可能です。改装が終了次第、撮影が可能になると思われます。
撮影にはお城専属ガイドが同行し、説明を受けながらの撮影となります。許可を受けたもののみが撮影ができ、同行者の携帯電話の撮影なども一切許されていません。ル・マエストロでは撮影許可の代行から受けてまいりますので、気軽にご相談くださいませ。
ルートヴィヒスブルク城の旧館での撮影は可能です。こちらの記事もご覧ください。